GHOST MARRIAGE＿44 ページ44
『まぁ、私じゃ練習台にもならないですしね』
リドル「そっ…そういう、問題じゃなくて…だね………うぅっ」
エース「この鈍感、無自覚人たらし！」
『え、急に悪口言われた…』
ちょっと凹むんだけど……。
シュンとなっていると、エペルさんとルーク先輩に頭と背中を撫でられた。
何だろう、この虚無感。
＿＿カランッ
ふと、何か物音がした。
『…何か聞こえませんでした？』
ルーク「ん？何がだい？」
エペル「…何も聞こえなかったけど」
『今、カランって………っ、重っ？！』
急に頭に来た重みに前のめりになる。
それをルーク先輩に支えられる…すると彼の口から「これは…トレビアン！」と言葉が発せられた。
何？と思って頭の上を見上げると……かぼちゃがあった。
『…かぼちゃ？……て、あれ…君って』
＿＿【人の子、愛し子。
バームブラックはないの？】
『…あ、ごめんね。今はないんだ……久しぶりだね、ランタン君』
頭の上から私の目の前に映ったかぼちゃ頭の精霊。
夜を思わせる紺色の衣装をまとうカボチャ頭の子供。
別名、修道士のランタン、シルハムのランプなどの呼び名があるが…もっとも有名なのは、ハロウィンの起源となったもの…それがこの子、ジャック・オー・ランタン。
精霊や妖精というより鬼火らしいけど、よりは精霊らしい。
以前、オンボロ寮に現われて、お菓子を振る舞ったことがある。
それ以来、よく遊びに来てゴーストさんと話すんだけど…。
リドル「ジャック・オー・ランタンとまで知り合い‥て、ランタン君って」
『そのままだと長いので』
ルーク「メルヴェイユ‼‼妖精や精霊と戯れられる仲だと噂になっていたが…
ここまでとは！やはり君は興味深いよ、トリックスター！」
『はぁ、どうも…』
エペル「え、えっと…」
エース「あー、これ絶対俺等に見えない奴じゃん。
エペル、俺等、ゴーグル無いから見えないけど、Aに触ったら見えるようになるから」
エペル「さ、触る？………んだべぇ？！」
エース君とエペルさんが私の肩に触れると、また頭にのっているジャック・オー・ランタンを見て驚いた様子。特にエペルさん、凄い驚き方だな。
エース「ジャック・オー・ランタンって、ハロウィンの？」
『正確には鬼火の類の精霊だよ。前にオンボロ寮に着て仲良くなったんだ』
エース「仲良くって…精霊相手に」
エペル「す、凄い！…精霊や妖精とそんなに親しく……」
『苦労もするけどね』
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かずほ(プロフ) - 初めまして!! 続編おめでとうございます！ 本編の方も全て読み終わりました!! お気に入り登録しておきます！ ゴスマリ来ました!!!!待ってましたーー！ 更新楽しみに待ってまーす！ (2020年8月30日 7時) (
レス) id: e1ffbbade3 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - ゴスマリ来ました!!!!そして続編おめでとうです!!!!今後も更新楽しみに待っています!!!!o(*⌒―⌒*)o (2020年8月29日 20時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年8月29日 20時
