GHOST MARRIAGE＿40 ページ40
リドル「エース、首をはねられたいのかい？」
エース「なんでもないっす！！！」
身長の話はリドル先輩の前じゃNGだといつになったら覚えるんだ、この子は‥。
オルト「0時の誓いのキスまであと4時間…お願いAさん。
4人がもめないようについていってあげて！」
『わかっ「嫌だゾー！エース達で勝手にやってろ！」ちょ、グリム君！』
私の言葉を遮り、グリム君が言う。
すると、オルト君の表情が無表情になり、声も無機質になった。
オルト「『そのリクエストは承認できません』」
「『！？』」
その余りの無機質さに…ちょっとゾッとした。
そのまま同じ言葉を繰り返すオルト君……プログラムされている様に。
オルト「『そのリクエストは『やります、やる！！』ほんとう！？よかった！」
やると答えた瞬間に無機質の声が消え、表情も元に戻った。
そのことにグリム君と共にホッとした。
『……グリム君』
グリム「オレ様、何も聞いてないし、見てないんだゾ」
『うん、そうだね』
何となく、今は聞かない方が良い気がした。
エース「というかさ、グリムは来る必要ないだろ」
グリム「にゃ、にゃにっ？」
『…監視役なら私でも大丈夫だし…猫だからね』
オルト「確かにグリムさんが花嫁に選ばれる確率を計算すると、限りなくゼロに近いね」
『どんな確率で計算したの、それ…』
グリム「ぐぬぬ」
悔しそうな顔を浮かべるグリム君。
よしよしと宥めるように頭を撫でて上げた。
グリム「行きたくないけど、そう言われると腹が立つんだゾ。
グリム様の魅力をわからせてやる！やっぱりオレ様も行くんだゾ！」
ルーク「みんな花嫁の愛を得るために必死になっているんだね。なんて美しいことだろう！」
『それは違うと思いますよ…』
だから何処をどう見たらそういう風に見えるんだよ、この人は。
クロウリー「結婚式までの残りの時間を考えるとこれがラストチャンス。
次に“オペレーション・プロポーズ”が失敗すれば……シュラウドくんの命はありません」
学園長の言葉にゴクリと皆、つばを飲み込み、顔を険しくする。
失敗すれば…すべて終わり。
だけど、それでも……やらないと。
この式を、花嫁の理想を壊してあげないと…そうじゃないと、あの花嫁さんも可哀想だ。
クロウリー「花嫁のゴーストは“誰も正装していない��”と怒っていました。
念入りに“理想の王子様対策”打ちましょう」
『正装して成功すればいいんですけどね…』
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かずほ(プロフ) - 初めまして!! 続編おめでとうございます！ 本編の方も全て読み終わりました!! お気に入り登録しておきます！ ゴスマリ来ました!!!!待ってましたーー！ 更新楽しみに待ってまーす！ (2020年8月30日 7時) (
レス) id: e1ffbbade3 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - ゴスマリ来ました!!!!そして続編おめでとうです!!!!今後も更新楽しみに待っています!!!!o(*⌒―⌒*)o (2020年8月29日 20時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年8月29日 20時
