〈ツイステ〉ねじれた世界の御伽噺 Side Story

海水浴…じゃなくなった　4 ページ45

アズール「皆さんが海に来ている何て、何て丁度…いえ、何て偶然！」

エース「今絶対丁度いいとか言おうとしたでしょ！？」

グリム「もう皿洗いは嫌なんだゾ！オレ様たち、遊びに来たんだからな！」

アズール「まさか、皆さんの海との戯れをお邪魔する気はありませんよ。
ただ…“海”のカフェでのお手伝いも、海水浴に当てはまるのでは、と」

ジャック「完全なこじつけじゃねぇか！」


海水浴の意味をはき違えてないか、この人…ただ単にスタッフが欲しいんだろうな。


『モストロ・ラウンジはお休みだったんじゃ‥』

ジェイド「おや、言いませんでした？“学内”のと言いましたよ」


もうこじつけだらけだ…。
流石学園のマフィア3人衆←


『…‥バイト代出るならお手伝いしますよ』

デュース「い、いいのか！？それで！！」


アズール「流石商売魂に熱いAさんですね！
いえ、実はね、この海のカフェを貸して貰うために、財布の中身を薄く締まって…

それ以上の売り上げを叩き上げなければ、黒字にならないんですよ」

エース「嫌っスよ！俺達は！」

アズール「ふむぅ…仕方がありませんねぇ…………」



キラリとアズール先輩の眼鏡……じゃなくてサングラスが光った。
こんな事…前にもあった気がするぞ。


と、思っていると懐から何か写真を撮り出し、エース君、デュース君、グリム君に見せる。
3人は「うわぁっ！？」という顔を浮かべている。



ジャック「…脅されてるな」
『何の写真だろうか』
ジェイド「知りたいですか？」
『いえ、良いです』


きっと深く聞いてはいけない気がする。



アズール「良かった！3人とも、協力して下さるそうですね……チラっ」
『…だって、ジャック君』
ジャック「………手伝う義理はねぇが、ここから逃げられなさそうだ」


察しが良いジャック君は頭を掻きつつ、手伝う事を了承した。
そんな彼の後ろでは悔しがる3人と、目の前にはニコニコと笑う3人…対照的だ。



そんなこんなで私達は海のカフェを手伝う事になったのだが…。
本当に海水浴何て遊んでいる暇もない位、忙しく、手ごまにされたのだった。


かなり疲れたが…それと同じ位、楽しかったので、良い海水浴になったのだった。




…ん？でも殆ど海水浴じゃない気がするのだが………まぁ、いいか。

たまには甘えよう　（つきしろ様リクエスト）→←海水浴…だ？　3

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