鶏の味噌照り焼き（サバナクロー寮） ページ24
ラギー「このミソってやつもAちゃんの故郷の調味料何っスか？」
『はい。舐めてみますか？』
ほんの少しだけ手に取り、ペロリと舐めてみる…うん、本当にミソだ。
2人も指ですくい、ペロリと舐める。
「「しょっぱ？！」」
『本来は溶かしてスープにしたり、塗ったりしますからね』
舌麻痺している2人を置いて、食材を用意する。
…何かグリム君も舌麻痺しているよ。
『さぁ、始めますよ。ラギー先輩はニンジンやダイコンを切ってください。
ジャック君は私と一緒にお肉切って』
包丁とまな板を用意し、未だ舌が痺れている彼らに声をかけた。
＊＊
ジャック「ちょ、マジでそれ塗るのか！？」
『うん』
ラギー「いやいや、待って待って！勿体な…あー！！！」
レオナ「…おい、煩ぇ……！？何に塗ってんだ！？A！？」
『え、ヨーグルトですけど』
鶏肉にヨーグルトを見る私を、4人が驚いた顔をされる。
この調理法もないんだな、この世界。
『あ、正確にはヨーグルトと味噌を混ぜました』
ラギー「そういう問題じゃないッスよ！！折角の肉が台無しじゃないッスか！！」
『こうするとお肉が柔らかくなるんですよ』
ジャック「マ、マジか！？ヨーグルトで！？」
レオナ「…おい、頭大丈夫か？」
『食べれば分かりますよ。これは暫く冷蔵庫で放置』
味噌ヨーグルトを塗った鶏肉たちを冷蔵庫へいき、30分放置かな。
『それじゃあ、みそ汁は私が作りますので、キャベツとブロッリーを2人で切って』
「「「……」」」
『ほら、固まってないで、動いてください。食べるって言ったんでしょう？
鶏肉全部使ったんですからちゃんと食べて行ってくださいね』
ヨーグルト塗った瞬間、逃げようとするレオナ先輩達にちゃんと言い聞かせ、調理を開始した。
＊＊
あれだけ渋っていたのに、照り焼きを焼き始めた途端、その表情が一変した。
余分な脂を捨てて、みそ汁と共に作った味噌ダレを絡ませて焼き、レモン汁を少々。
焼き終わった肉を皿に乗せる。
ジャック「おぉ、旨そう…」
ラギー「この甘辛な匂い〜匂いだけで涎出てくるッスね〜！」
グリム「ふなぁ〜！鶏がツヤツヤに輝いてるんだゾ〜！！」
レオナ「……」
感想をだす人々と違い、レオナ先輩はジッと照り焼きを見つめている。
だが、耳はピクピク動いているし、尻尾もユラユラしている…相当楽しみなのだろう。
そして、厨房から談話室の方へ料理を運び終える。
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po-po - 鳥の味噌照り焼きのお話で、「味噌汁がなるなるまで」とかいていますが、「なくなるまで」となると思います。本編ストーリーも全部一気見しちゃうくらい面白かったので、更新楽しみにしてます！ (2021年11月13日 21時) (
レス) @page25 id: f5d7639b7a (このIDを非表示/違反報告)
最近始めた初心者 - セベクくん大好きなので、こういう絡みのお話見れて最高でした！ ほとんど原作通りの性格でめっちゃ面白かったです！ (2021年11月13日 21時) (レス) @page9 id: f5d7639b7a (このIDを非表示/違反報告)
Airis*.(プロフ) - はじめまして！以前から本編と合わせて読ませて頂いてます！料理ネタの話とか好きなので読んでいてとっても楽しいです♪肉じゃがとか炊き込みご飯食べたくなりました(笑)今日の夕飯は肉じゃがにします(笑)これからも更新頑張って下さい(*^^*) (2020年9月19日 16時) (レス) id: 457dc4a49b (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - 傘の中さん» 受付期間内のリクエストを優先して書かせて頂いているので、まだまだお時間かかりますが、期間内全てのリクエストを終えた後にまたリクエスト募集させて頂きますので、それまでどうかお待ちいただけますようお願いいたします！更新が遅くすいません！！ (2020年9月10日 23時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - 月夜見(つくよみ)さん» ご指摘ありがとうございます！修正致しました！日常だけではなく本編までご覧頂き、ありがとうございます！ (2020年9月10日 23時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年8月2日 2時
