FAIRY GALA＿32 ページ33
鈴の音が強くなる…どうやら腹痛で当たりの様だ。
カリム「腹痛なら……ええっと確か……」
『持ってるんですね』
カリム「あぁ、万が一のために、オレがいつも持っている腹痛用魔法薬だ！
ジャミルが薬草を使って作ってくれたんだ。飲んでみろよ。きっとすぐ良くなるぜ」
カリム先輩は指に1滴たらし、私の掌に乗る妖精に飲ませた。
その薬を飲んだ途端、パチッと目を開いた妖精は掌から立ち上がる。
＿＿【チリーン！リリン！】
カリム「わっ！？ど、どうした？急に立ち上がって…」
『魔法薬不味かったんですかね』
ジャミル「不味くて悪かったな」
『あ、いえ、ジャミル先輩を責めている訳では…』
すると、妖精はどこからかトンカチを取り出し、何かを作り出した。
そして完成させた銀色の鈴のようなものを、私とカリム先輩に押し付けてくる。
『え？く、くれるの？…ちょ、そんなにグイグイ来なくても』
カリム「怒ってんのか！？」
おずおずとその鈴を受取る…と。
＿＿【違います！！
お礼を言いたかったんです！！！】
突然、聞こえた妖精の言葉に驚いた。
＿＿【すぐにお腹の痛みがひきました。お薬をありがとう】
カリム「そ、それはいいけど……」
ジャミル「なんだ？急に言葉がわかるようになったぞ」
『……もしかしてこの鈴のお蔭？』
カリム先輩と共に、渡された銀色の鈴を見る。
すると妖精が【そうですよ！】と声を出す。
＿＿【その翻訳機のお蔭に決まってるじゃないですか。
大きな種族と小さな妖精と話すには専用の翻訳機が必要です】
…そうなのか？
ドリュー達とは普通に話せるから必要ないと思っていたけど…。
じゃあこれがあれば、話せない子とも話せるのかな？
＿＿【沢山の妖精が集まるフェアリーガラでは欠かせない道具ですよ。
もしかしてお家に忘れてきてしまったんですか？
うっかりさんですね」
カリム「へー、そうなのか。知らなかっ」
『カリム先輩！！』
カリム先輩の口を私は塞いだ。
そして、ジャミル先輩がその前に立つ。
ジャミル「そうなんです。大切なものなのに、
全員うっかり忘れてきてしまって困っていたところで」
ラギー「いやぁ〜、本当にうっかりしちゃってたッスねぇ！」
レオナ「それにしても、これだけのものをこんな短時間で作れるなんて……お前、何者だ？」
＿＿【大したことじゃありませんよ。
だって私は��ものづくりの妖精��ですから！】
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ALICE(プロフ) - キュキュさん» side storyの方でそれに似たリクエストを期間内に頂いていたので、作成次第、side storyにあげていきたいと思っています！作成までお時間を用いますので、少々お待ちください (2020年9月13日 13時) (
レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
キュキュ - リクエストをしたいのですが妖精の国に拐われて皆んなが助けに来る話が見たいです。 (2020年9月6日 1時) (レス) id: a0bbb5bb79 (このIDを非表示/違反報告)
優空(プロフ) - リクエストにお応えしてくださってありがとうございます！最高すぎてニヤニヤしながら読んでしまい、側から見たら変人になっていたと思います笑 これからも楽しみに更新を待っています！ (2020年8月26日 0時) (レス) id: 9350a6e84c (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - カルーアさん» 確認しましたが、本当に同じ文章が繰り返されていました！ご指摘ありがとうございます、只今修正致しました！ご不便をおかけいたしまして申し訳ありません、今後ともよろしくお願いいたします！！ (2020年8月7日 15時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
カルーア(プロフ) - コメントさせていただきました。これからも応援しています。更新頑張ってください！ (2020年8月6日 16時) (レス) id: 0fc594eb2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年7月27日 3時
