〇大樹VS司 ２２〇 ページ27
司「間引いているんだ＿＿新しい世界の為に」
司君は着ていた動物の毛皮羽織りを地面に投げ捨て、小瓶を置く。
そして、こちらに歩み寄ってくる。
私達の前に大樹君が、私は近くにいた杠ちゃんの前に出た。
杠「A先生‥！」
『出てきちゃダメだよ、杠ちゃん。君、意外と危険な立ち位置だし』
千(大樹や杠の前で自分の殺人隠そうともしねぇ…つまり邪魔建てする奴は)
千空君は近くに置いていた壺の中に入っているモノを見た。
そして大樹君は司君が握っていた拳から落ちてきた石像の目の部分の破片を見て、体を強張らせていた。
大「…千空、先生…いざというときは、杠を頼む。司は…俺が止める！！」
『ちょ、待って！大樹君！！」
千「この雑頭！！(ライオン素手で倒す奴に、100憶％やられるじゃねぇか！)」
だが、私と千空君の制止を無視し、司君にかかる大樹君。
それを見て、千空君も動き、壺の中に入っていたモノを手に取った。
クロスボウ。
彼が一夜かけて作り上げた司君を止めるための武器。
それを司君に向けて発射した…が。
それをあっさりよけ、尚且つそのクロスボウの矢を摑み、地面に投げ捨てる。
その勢いのまま、向かってくる大樹君を蹴り上げた。
咄嗟に腕で防衛した大樹君だが、その腕には強いアザが生まれていた。
司「！…俺の蹴りを受けて倒れなかった人間は初めてだ。うん…それ以前に君は今、攻撃できなかったんじゃなくて、する気がなかった……どうしてだ？」
大「俺は人を殴らん！！だが、俺を幾ら蹴っても殴っても構わん！その代わり、石像には手を出すな！！それは悪い事だ！！」
いや、そりゃそうでしょ。
なにを当たり前の事を…というか、君の発言はかなりおかしいぞ。
千空君と杠ちゃん、司君も驚愕というか…困惑した顔を浮かべている。
司「大樹、君の主張を整理すると…自分は手を出さず殴られ続ける、よって石像は壊すな。そういうことかい？」
大「そういうことだー！」
司君は顔に手を当て、かなり考え込んでいる。
心なしか、顔色が青い。
司「意味が分からない。何の取引にもなっていない」
千空君がワナワナ震えている。
いや、そうだろうけども。
司「もし君が邪魔立てするなら」
大「いくら攻撃されても俺はお前を止める事を辞めんぞ！」
そういう大樹の背後、司君は杠ちゃんに目を向けた。
司「復活したばかりのその子、杠を殺 すと言ったら？」
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ALICE(プロフ) - マイさん» ご意見ありがとうございます！クロム原作通りにですね！ご協力ありがとうございました！ (2020年4月18日 22時) (
レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 初めてコメントします。私的には、クロムは原作通り、ルリに気がある設定で、主人公とは仲間という認識がいいかと思います。 (2020年4月18日 20時) (レス) id: 81aa45e33e (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - 紅羽さん» 大変失礼いたしました。24話から文章の乱れが激しいため、1時非公開にいたしました。この度はご指摘頂きありがとうございます！また見直しが終わりましたら再更新させていただきます。感想と応援ありがとうございます！ (2020年4月17日 3時) (レス) id: a3dd506789 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - いざ、箱根への２４の最後の方の文章が２４の最初の文に逆戻りしていましたよ！それから、２５話が抜けているかと思われます！いつも楽しく読ませていただいています！更新頑張ってください！！ (2020年4月17日 3時) (レス) id: 9cf5eca61b (このIDを非表示/違反報告)
ALICE(プロフ) - 零さん» ご指摘ありがとうございます！確かに視点はSIDEでした！お気にさせてしまい、申し訳ありません！今後とも、精進していきますので、よろしくお願いします！作品への感想、ありがとうございます！ (2020年4月17日 2時) (レス) id: 8355c0cb19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ALICE | 作成日時：2020年4月15日 3時
