元彼ユンギ先生

# 29 ページ29

.






テヒョンは無言のまま私の手を引き

ユンギくんたちの横を通り過ぎる




本当に私って単純だよ 、

褒められただけで犬みたいにしっぽ振って

もっと話したいってもっと褒められたいって

思っちゃったんだもん ..






どうしたら 、ユンギくんを忘れられるの、テヒョン ..









振り向くとまた 、楽しそうに話しをしている2人 。

私の出る幕はないって分かっているのに

残酷な可能性が諦めさせてくれないの 、





その笑顔をいつか私にまたしてくれるんじゃないかって 、







.









「 .. 見るな 。 」







「 え 、？ 」







「 何で 、自分で自分の首を絞めちゃうの 、」







「 .. 絞めてなんか 、」








.






テヒョンの握る手に少し力が入り

歩いていた足がパタッと止まった











「 なら 、どうしてそんなに目に涙溜まってるの 」







「 ... あくびし「 俺じゃ 、だめ ？ 」」







「 俺は 、あんなやつより傷つけないし 、

泣かせないし 、振り回したりなんてしない 。 」









.











「 _______Aが好きって言う気持ちも 」










.

# 30→←# 28

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す