負けねえ −照 ページ41
パクッ
俺は咄嗟にスプーンでふっかにあーんをしようとしているかのこの腕を掴み、俺に向けた。
そしてそのままスプーンに乗っているオムライスのかけらを食べた。
深「えっちょっ、ひかる？何してくれてんの？」
「うめえ」
渡「うわお前ずるい」
樹「かのこ俺にも」
目「俺にもね」
当の本人のかのこは目をぱちくりして俺を見る。
マジで可愛いと思う。こういう表情も、小動物みたいなところも。
こんな見た目して、俺と初めてちゃんと話した日みたいに、ズバズバ言ってくるから、そんなところも俺は結構好きだったりする。
…何となく今は、ここにいる誰にも負けたくないと思ったんだよね。
マネージャーだからしょうがないのはわかってる。でも、こういうところだけでは、俺だけを見て欲しいと思ってしまって。
わかってはいたけど、マジで嫉妬深いから、俺。
「…これから覚悟しとけよ、かのこ」
慌てたようにみんなに、あーんをしているかのこにそう言えば、空気がピリついたように感じた。
『覚悟……？ え、私何かしましたっけ…？』
肝心の本人は何もわかっていないけど。
阿「かのこ、気にしなくて良いからね」
もぐもぐしながら拗ねたように言う阿部を見て、あーコイツもか、なんて考える。
みんなどこまで本気かわからないけど、ライバルが多すぎるな。
頭を抱えそうになった、そんな時だった。
『あれ、もしかして』
かのこが遠くの方を見るように目を細めた。
つられて俺も振り向くと。
「はあ？マジかよ」
宮「え、照」
向「ええ？！なんやおそろいやん！」
ラ「なになに！って！え！どういうメンバー？！笑」
佐「おおおお！偶然じゃん！…って！！！！」
まさかの、全員集合。
こんなことある？
そして気づいた佐久間がかのこを指差した。
無駄に両サイドの目黒と樹が、かのこの顔を手で隠す。
『えっ、ちょっ、やめてよ』
彼女はテンパっているが、かなり俺らもテンパっている。
ふっかは立ったり座ったりを繰り返しているし。
宮「まって、かのこだよね？」
ラ「…えっ？！マジ？！」
佐「そうだよそうだよ！俺が前見た女の子バージョン！」
向「どええええ？！みたいんやけど！！」
流石に挨拶せねばと思ったのか、2人の手を退けてかのこが立ち上がった。
退かされた樹と目黒は項垂れて溜息を吐く。
…気持ちはわかる。
これで結局、全員か。
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ぽこ(プロフ) - まり姉さん» こーじはその後のページで、こーじは別行動→連絡が来て一緒にお昼ってことになってるかと思います〜〜！ (2021年2月12日 0時) (
レス) id: 9cd4f61944 (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - mgは女の子のとこで、前のページでは舘様さっくんラウこーじが一緒にいるのに、舘様さっくんラウがタワレコに行ったとなってて、こーじが居ないですよ？？ (2021年2月11日 18時) (レス) id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
ぽこ(プロフ) - まり姉さん» いつもいつもありがとうございます…！！！！訂正させていただきました！失礼しました！ (2021年2月11日 14時) (レス) id: 9cd4f61944 (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - やっぱり男の子のとこで1ヶ所名前変換出来てなくて、かのこってなってます (2021年2月11日 3時) (レス) id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
ぽこ(プロフ) - まり姉さん» わー！本当です！いつもチェックしてくださり、そしてご指摘ありがとうございます！（＾Ｏ＾） (2020年11月2日 1時) (レス) id: c1781a5b5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽこ | 作成日時：2020年9月24日 16時
