第32話 ページ33
一松side
いない、ここにもいない！
どこだ！どこ行った！？
俺がいけないんだ、俺が猫缶買いに行ってくるって猫に夢中な結衣に言って、1人にしたから
どうしよう、ガラの悪い人に連れていかれてたら
結衣に何かあったら俺、多分しねる
俺は残り少ない体力を必死に使って結衣を探した
途中変なやつに絡まれたりもした
殴られて蹴られて、もうずたずただ
あーあ、結衣も見つけられない俺はくず同然だ
このまま死んで土の栄養になった方がいいのかもしれない
そのまますっと目を閉じたら結衣の声が聞こえた
いる、近くにいる！
からだにはしる痛みを知らないふりをして必死に足を動かした
結衣の声が近い、きっとこの角を曲がった先に…！
「は、はい、また」
少し気まずそうな笑顔を浮かべた結衣がいた
心臓が痛い、肺が死ぬ、もうこれ以上は走れない
けど、
「結衣」
結衣の元へ行く力なら、ある
「わっ！兄さん！」
結衣をもうどこにも行かせないように、手放さないように、俺の変な独占欲が働いて、結衣を力強く抱きしめた
「兄さん帰っちゃったのかと思ったー！」
「俺猫缶買いに行くって言ったよね？」
「え、そうなの、ごめん聞こえてなかったかも」
このばか可愛い妹が、そう言いたかったがそんな気力もなく、いつの間にか俺は家で寝ていた
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーキャラ
一松兄さん
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大重まりな(プロフ) - ((((；ﾟДﾟ)))))))まじ・・・続きが楽しみすぎる！更新頑張ってくださいね！ (2019年12月29日 19時) (
レス) id: c5c357069e (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 凄く面白かったです!イッキ読みしました。本当に6つ子に妹がいたらこうなっている気がします･･･。 (2019年9月30日 20時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆっこ - これを見てはぁはぁ言っている私は、ついに変態へと覚醒してしまった。 (2019年7月20日 23時) (レス) id: 354b18a198 (このIDを非表示/違反報告)
米森ルカ(プロフ) - 頑張ってください〜！楽しみにしてます！ (2019年7月16日 20時) (レス) id: 4bcfa0b979 (このIDを非表示/違反報告)
たんてぃー - すんごい楽しみです更新頑張ってください！！ (2019年4月25日 19時) (レス) id: 748ce87adf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎ56 | 作成日時：2019年3月30日 13時
