第37話 ページ38
｢結衣、人いないんだから早く服脱ぎなよ｣
｢やだ、兄さんに見せたくない｣
｢もう悪かったってばぁ｣
先程からかいすぎたのを自覚してるのか私の機嫌を治そうと肩をもんだり日焼け止めを塗ったりジュースを買ってきてくれたりと、至れり尽くせりだ
｢…ごめんね？｣
｢もういいよ、いいけどとりあえずその兄さんの仕上がってる体がむかつく｣
｢えぇ！？それはもうしょうがなくない！？｣
ジムに行ってるとは聞いていたが結構ついてる筋肉に見とれてしまう
｢もういいでしょ、僕のも見てるんだから早く結衣のも見せて？｣
｢…わかったよ、その代わり誕プレ期待してるね｣
｢うっ…頑張ります｣
『はぁ』と一つ溜息をし、あまりスタイルの良くない体を隠すように洋服のような水着をと思ったが、あったはずのその水着は何故か入らず、仕方なくビキニにしたのだが
｢ごめん、あんま見ないで｣
兄さんにはビキニというだけで結構くるらしい
｢や、まさか着てくるとは思わなくて｣
すごく照れてる感じの兄さんを見て、さっきの仕返しと思い少し体をくっつけてみた
｢どう？兄さん、ちょっとはムラっとする？｣
にやにやしながらそう言うと『ばか』と言いながら私の手を掴んでどこかへ行こうと引っ張っていった
｢え、え、なに？｣
｢そんなに煽って、覚悟出来てんでしょ、DTなめんな｣
｢はっ！？ちょっとまって｣
だいぶ大きめな岩陰、と言うよりこれはもはや洞窟と言うべきだろう、そこの壁に体を押し付けられトド松兄さんは私の首元に顔をやった
｢今日、こんなに可愛い姿で来ると思わなかったから、ゴム用意してないんだけど｣
｢まってまって、ごめんもうほんとに妹で卒業しようとしないで！？｣
｢無理限界、可愛すぎ｣
｢んんっ｣
耳元でそう囁かれた私は腰の力が抜けそうだった
どうも私は耳が弱いようだ
それがわかったのかトド松兄さんは少し息を荒らげながら『キスしてい？』と聞いた
｢やだ、無理ほんと勘弁して、しんじゃう｣
｢優しくする、から｣
恐怖で泣きそうな反面、少しそういう雰囲気にあてられ興奮する
｢ごめんね、結衣、責任とるから｣
そう言いながら私の口にトド松兄さんの口を当てた
ほんとに一瞬だったがその後またキスをしてきた、大人のキス、意味が分からないまま『口開けて』との声に従い口を開けてしまった
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーキャラ
一松兄さん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 198人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
大重まりな(プロフ) - ((((；ﾟДﾟ)))))))まじ・・・続きが楽しみすぎる！更新頑張ってくださいね！ (2019年12月29日 19時) (
レス) id: c5c357069e (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 凄く面白かったです!イッキ読みしました。本当に6つ子に妹がいたらこうなっている気がします･･･。 (2019年9月30日 20時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆっこ - これを見てはぁはぁ言っている私は、ついに変態へと覚醒してしまった。 (2019年7月20日 23時) (レス) id: 354b18a198 (このIDを非表示/違反報告)
米森ルカ(プロフ) - 頑張ってください〜！楽しみにしてます！ (2019年7月16日 20時) (レス) id: 4bcfa0b979 (このIDを非表示/違反報告)
たんてぃー - すんごい楽しみです更新頑張ってください！！ (2019年4月25日 19時) (レス) id: 748ce87adf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：むぎ56 | 作成日時：2019年3月30日 13時
