299話 「なんか…。おかしくない？」 ページ49
みゆきside
私が食器を洗い、おそ松はキッチンにかかっている小さいタオルで食器を拭いている。
チョロ松「みゆきさん、ご馳走様」
トド松「ご馳走様」
チョロ松とトド松の声がしたので、振り向くと二人が食器などを持って来てシンクの上に置いてくれた。
みゆき「ありがとう」
(そういえば、カラ松はお父さん達と何の話をしてるんだろう…。)
---------------
一松side
十四松は台所を出るなり洗面所に顔を洗いに行き、俺は朝刊を見ている。
(あれ？東郷さんが逮捕された記事が載ってない…。)
---------------
トド松side
僕とチョロ松兄さんは台所を出て、居間に入ると一松兄さんが朝刊を読んでいた。
トド松「一松兄さん」
一松兄さんは僕の声に気付いて顔を上げた。
一松「…トド松、チョロ松兄さん」
僕は右隣、チョロ松兄さんは左隣にやって来て座って新聞を見ている。
トド松「昨日、東郷さんが逮捕された記事は載ってる？」
一松「…ううん。載ってない」
トド松「そっか…」
チョロ松「なんか…。おかしくない？」
一松「…ん？」
チョロ松「近所であんなことがあったのに全然騒ぎになってないよね」
トド松「うん。静かすぎるくらいだったよね」
---------------
おそ松side
俺とみゆきちゃんは食器などを食器棚にしまい終え、台所を出ようとすると新聞を囲みながらチョロ松と一松とトド松が話をしていた。
そんな中、十四松が居間に入って来た。
十四松「今、父さんとカラ松兄さんが洗面所にいるよ！」
おそ松「そっか」
俺は居間を出て、洗面所に向かうことにした。
---------------
みゆきside
私達が居間で休んでいると、お母さんが入って来た。
お母さん「みゆきちゃん、ありがとう。いつも悪いわね」
みゆき「ううん。おそ松が手伝ってくれたから早く終わったんだよ」
お母さん「そうだったのね」
お母さんは笑顔で答えてくれた。
---------------
おそ松side
父さんとカラ松と入れ替わりで歯を磨いている。
(あいつら…。新聞を読みながら、東郷さんの話をしてたな…。)
---------------
カラ松side
俺は部屋にいて、財布を用意していると襖が開いた。
振り向くとチョロ松達がいた。
---------------
みゆきside
私が洗面所に着くと、おそ松が顔を洗っていた。
みゆき「あっ」
(もうちょっとで終わりそうだし、待ってようかな。)
300話 心配→←298話 「みゆきちゃんは俺達にも色々な気持ちを隠していると思うんだ…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：よっちー | 作成日時：2017年6月12日 22時
