294話 レタススープ ページ44
no side
お母さん「お父さん。今日はみゆきちゃんが提案してくれたわかめ入りのレタススープですよ」
お父さん「レタススープ？」
お母さん「ええ。スープ皿にわかめを入れてちぎったレタスを敷くんですって」
お父さん「ほお…。しかし、すごいわかめの量だな…」
お母さん「え、ええ…。昨日買った乾燥わかめを全部出しちゃったの…」
お父さん「そ、そうだったのか…」
そんな中、みゆきがトイレから戻って来た。
みゆき「お父さん、おはよう」
お父さん「おはよう。みゆきちゃん」
お母さん「みゆきちゃん。ここはいいから、みんなを呼んで来てもらえるかしら？」
みゆき「えっ…」
お父さん「うん。行っておいで」
みゆき「う、うん…」
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カラ松side
兄弟が着替えを終えた後にトド松にスマートフォンでみゆきちゃんが好きな声優について調べてもらっている。
トド松「この人だね」
チョロ松「昨日の夢の中でみゆきさんのお父さんが言ってた通り、みゆきさんと同じ苗字なんだね」
一松「…しかもカラ松の声の人だし、イケメン…」
十四松「特撮も出てるね！！」
おそ松「みゆきちゃんって…。俺達のことはアニメキャラじゃなくて普通の人として接してくれてるような気がしない？」
トド松「う〜ん…。どうなのかな…」
カラ松「俺は…。おそ松の言う通りだと思う」
≪誰よりも純粋で…。兄弟に優しくて…。それに比べて私なんて…。カラ松みたいに素直じゃない…。何に対しても自信がなくて、いつも人に憧れてばっかりで何もできないの…。≫
俺が入院していた時に病室でみゆきちゃんが言ったことを思い出した。
そんな中、誰かが襖をノックした。
みゆき「みんな、起きてる？ご飯だよ！」
みゆきちゃんが襖越しに話しかけて来た。
カラ松「みんな起きているし、すぐに行くよ」
みゆき「じゃあ、下に行ってるから早く来てね」
十四松「は〜い！」
みゆきちゃんは階段を下りて行ったようだ。
十四松「コンソメスープの匂いがする！」
チョロ松「えっ、そう？」
一松「…やっぱり犬だな」
おそ松「じゃあ、行きますか！」
トド松「カラ松兄さん、行くよ」
カラ松「あ、ああ」
俺達は下に行くことにした。
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みゆきside
私は居間にやって来た。
みゆき「お母さん、布巾持ってくよ」
お母さん「いいわよ」
みゆき「ありがとう」
私は布巾を持って居間に行った。
295話 「みゆきちゃんのことかしら？」→←293話 『おそ松さん』の世界・10日目
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作者名：よっちー | 作成日時：2017年6月12日 22時
