33話 ページ33
みゆきside
女性スタッフさんはシンクに溜まっている食器などを洗い始めた。
私と大和はその間に食器などの汚れを落とし、シンクに投げ込んだ。
みゆき「なんか、面白いね」
大和「だろ?」
私と大和はトレーを置いた。
みゆき「ご馳走様でした」
大和「ご馳走様でした〜!」
スタッフC「は〜い。また来てね」
私と大和は席に戻ることにした。
みゆき「映画行った日に愛ちゃんから『フェス松さん』のパンフレットをもらったの」
大和「えっ、マジ!?俺もそのパンフレット持ってるよ!」
みゆき「そうなの?」
大和「うん。パンフレット見たの?」
みゆき「あ、ううん。まだ…」
大和「そっか」
みゆき「うん…」
(心の準備が…。)
大和「『フェス松さん』のライブビューイングの日、あいつとお台場に出かけてたんだよね。映画館に寄ってみたら、『フェス松さん』のグッズも一緒に売ってたんだ」
(“あいつ”って…?)
?「大和!みゆきちゃん!」
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大和side
俺と同じ学科で男子学生会館に住んでいる築山日和〈つきやま ひより〉がやって来た。
駅前にあるクローバーカフェでアルバイトをしている。
みゆき「日和くん!」
日和「何の話?」
大和「俺とお前で“『フェス松さん』のライブビューイングの日にお台場に行った”って話をしてたんだよ」
日和「あ〜。その話か。そういえば、昨日の昼過ぎにクロカフェに“ゆうきゃん”が来てたって本当?ツイッターですっげー騒がれてるんだよね」
大和「本当だよ。俺とみゆきと沙織ちゃん達もそこにいたんだ。一緒に食事したし、握手してもらった」
日和「マジか!超羨ましい!!俺、昨日早番だったんだよ…」
みゆき「そうだったんだね」
大和「お前が遅番で、ゆうきゃんがいたらバイトそっちのけだろうな」
日和「そんなにハッキリ言わなくても…」
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みゆきside
沙織「みゆきちゃん!」
沙織ちゃんの声が聞こえたので振り向くと、沙織ちゃんとゆかりちゃんと奈々ちゃんがいた。
日和「さ、沙織ちゃん!?」
沙織「日和くん!」
日和「い、今…。お昼食べに来たの?」
沙織「うん…。でも、混んでるね…」
ゆかり「どこかは空いてるはずだし、行こうか」
奈々「うん。沙織ちゃんと日和くんも行くよ!」
沙織「みゆきちゃん。また後でね」
みゆき「うん」
沙織ちゃん達は席を探しに行った。
大和「ロビーに行くか」
みゆき「うん」
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yf0520tkym373ng(プロフ) - ティアリストさん» 今更の返信で申し訳ありません…。(泣)暗い内容の長編書きつつ、こっちも時々書いて…なので数日に1回しか書いていない状態です。それでもよければ、よろしくお願いいたします。 (2017年2月13日 22時) (レス) id: 2a91cf391d (このIDを非表示/違反報告)
ティアリスト(プロフ) - 小説を書いていると聞いてお邪魔しました。ストレスチャートの作者です。とても素敵なタイトルの小説で・・・家に帰ったらゆっくり読んでみます。頑張ってください (2017年2月2日 11時) (レス) id: 38e65c6bf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よっちー | 作成日時:2016年12月21日 15時