中村みゆきストーリー 〜私、助けられたんです。〜

2話　映画館 ページ2

みゆきside

私達はクローバーカフェを出て、歩いている。

みゆき「大和。アイスティーとアップルパイ、ご馳走してくれてありがとう」
大和「どういたしまして。大学に入ってから親が生活費を毎月銀行振り込みしてくれてるんだ」
みゆき「私も生活費、毎月銀行振り込みしてもらってるよ。本当はバイトしたいんだけど、パパとママから“学業に専念しなさい”って言われてるの」
大和「そっか。俺もみゆきを見習って、勉強頑張らないとな」

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大和side

2016年9月10日(土)

今日は、みゆきと『キング・オブ・エジプト』の日本語吹替版を観る日だ。
俺とみゆきは映画館に来ている。
土曜日なので、かなり混み合っている。

みゆき「土曜日だから混んでるね〜…」
大和「うん…。『キング・オブ・エジプト』の2Dの日本語吹替版でいいんだよな？俺、2枚分買って来るよ」
みゆき「うん！私、その間にパンフレット買って来るね」

俺とみゆきは一度、別行動を取ることにした。

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みゆきside

私は『キング・オブ・エジプト』のパンフレットを買いに売店の近くに来た。
もちろん、飲食物とパンフレットが販売している所とは別になっている。

(あれ？)

女性客が数人、何かを買っているのを見かけた。

(そっか。今日は鈴村健一さんと寺島拓篤さんのAD-LIVEのライブビューイングの日だもんね。明日は小野賢章さんと森久保祥太郎さんのAD-LIVEのライブビューイングだから、今日と明日しか売ってないグッズ買ってるんだろうな…。)

そこへ大和がチケットを買って戻って来た。

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大和side

大和「チケット2枚買って来た。真ん中の席が2つ取れたよ」
みゆき「本当？ありがとう！」
大和「どういたしまして。俺、トイレに行って来るよ」
みゆき「わかった。パンフレット、買って来るね」

俺とみゆきは再び別行動を取ることにした。

(今日はスズケン、てらしーのAD-LIVEのライブビューイングか…。これで25日になったら、すごく混みそうだな…。ゆうきゃんとじゅんじゅんだし、早めに出かけた方がいいかも…。)

そう思いながらトイレに向かった。

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みゆきside

私はパンフレットを買った。

(すぐパンフレットが買えてよかった！)

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no side

5分後、大和がトイレから戻って来た。
みゆきと合流した時点で上映時間10分前になったので開場が行われ、二人はチケットに書いてあるスクリーンに向かった。

3話　キング・オブ・エジプト→←1話　クローバーカフェでの会話

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