92話 カラ松は幸せ者 ページ42
トド松side(回想の続き)
電話口：ハタ坊「明日は貸し切りにするから心配ないんダジョー！明日の朝9時に迎えに行くジョー！」
トド松「わかった。じゃあ、明日よろしくね！」
僕は電話を切った。
---------------
トド松side
僕達は電気が消えた状態で布団に入っている。
チョロ松「おそ松兄さん、明日…」
トド松「しーっ、カラ松兄さんが寝てるんだ…」
カラ松兄さんは気持ちよさそうに眠っている。
(※ここからは、カラ松以外のみなさんが小声で話します。)
一松「…うなされて起きなきゃいいけどね」
トド松「もしカラ松兄さんが起きたら、一松兄さんと僕が気付くでしょ」
一松「…気付きたいような、気付きたくないような…」
カラ松「みゆきちゃん…」
カラ松以外「えっ？」
カラ松「大和くんと…。俺の分まで幸せになってくれ…」
カラ松兄さんは涙を流した。
一松「…大丈夫かよ。こいつ…」
おそ松「…っ！ふざけんなよ、カラ松！！」
おそ松兄さんは大声を出して、カラ松兄さんの所に行った。
カラ松「ん…」
カラ松兄さんは目を覚ました。
トド松「おそ松兄さん…」
おそ松「お前…。何が“俺の分も幸せになってくれ”だよ…。お前は充分幸せ者だよ！！“誰からも愛されてない”って本気で思ってるのか！？」
おそ松兄さんは泣いていた。
おそ松「みゆきちゃんと話をして元気になったようなもんだろう…？トド松も母さんもお前が倒れた時、本気で泣いていたのに“愛されてない”って言い切れるのかよ…」
チョロ松「おそ松兄さん、もういいよ…」
おそ松「お前が入院している間、みゆきちゃんがいても…。俺もみんなも寂しくて…。苦しくて…！！こんな気持ちも“愛されている”って言えないのか…？」
一松「……」
カラ松「ブラザー達…。すまなかった…」
おそ松「俺も言い過ぎたよ。ごめん」
トド松「もう寝ようよ。兄さん達…」
一松「…眠い」
おそ松「そうだな。お兄ちゃん熱くなり過ぎたよ」
おそ松兄さんは自分の寝床に戻った。
チョロ松「明日はみゆきさんに喜んでもらおうよ」
十四松「みゆきちゃんも僕達も幸せな気持ちになればいいよね！！」
トド松「うん！おやすみ〜…」
トド松以外「おやすみ〜」
---------------
みゆきside
私は電気を消して布団に入っている。
布団の近くにカラ松からもらったミニブーケを置いている。
(明日はどこに行くのかな…。みんなと出かけるのは初めてだし、嬉しいな…。)
そう思いながら、私は眠りについた。
93話 『おそ松さん』の世界・6日目→←91話 「ウェディングドレスを着せてあげたいんだ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：よっちー | 作成日時：2016年9月14日 19時
