90話 カラ松の優しさ ページ40
みゆきside
一松「…みゆきちゃんがカラ松に襲われたら困るから、みんなで見張ってた」
カラ松「えっ」
みゆき「何もされてません！！」
一気に目が覚めた。
一松「…目、覚めたでしょ」
みゆき「う、うん…」
チョロ松「みんなで見張ってたのは嘘だからね」
みゆき「うん…」
私はカラ松の方を向いた。
みゆき「カラ松…。私のせいで退院パーティーが台無しになって、ごめんなさい…」
カラ松「いや、いいんだよ。それに今日はみゆきちゃんの歓迎パーティーも兼ねていたし、特別な日だと思ったよ」
みゆき「カラ松…」
カラ松「大和くんのこともあって疲れただろう？ゆっくり休むといいよ」
みゆき「う、うん…。部屋に戻るね。おやすみなさい」
六つ子「おやすみ〜！」
私は部屋に戻った。
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カラ松side
おそ松「じゃあ、俺らも部屋に戻るか」
トド松「そうだね」
おそ松達が部屋に向かう中、俺は十四松に声をかけた。
カラ松「十四松、俺の荷物はどこに持って行った？」
十四松「洗濯機の近くに置いたよ〜」
カラ松「脱衣所か…。ありがとう」
十四松「今日は眠れるといいね。カラ松兄さん！」
カラ松「あ、ああ」
十四松はおそ松達の後を追い、俺は脱衣所に向かった。
≪カラ松のために泣いたり苦しむのって、愛されているんじゃないのかな…≫
みゆきちゃんの言葉を思い出しながら、脱衣所に入った。
ボストンバッグを見つけ、チャックを開けると下着や着替えが入っていなかった。
洗濯機の中を見ると着替えなどが入っていて、洗濯されている。
トド松から借りた携帯電話と充電器はそのまま入っていたので、ボストンバッグごと持って部屋に向かうことにした。
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おそ松side
俺らはパジャマに着替えて、カラ松が来るのを待っていた。
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カラ松side(回想)
電話口：ハタ坊「カラ松、退院おめでとうダジョー！」
カラ松「ああ、ありがとう」
電話口：ハタ坊「何かお祝いしたいけど、何がいいジョー？」
カラ松「そうか、ありがとう。すまないが、今廊下で話しているから部屋に移動したいんだ」
電話口：ハタ坊「いいジョー！部屋に着いたら教えてジョー」
カラ松「ああ」
俺は泣いているみゆきちゃんのことが気になっていたので、移動しながらハタ坊と電話をしている。
当然、おそ松達もついて来ている。
カラ松「しかし、すごい雨だな…」
2階の部屋に到着し、襖を開けた。
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作者名：よっちー | 作成日時：2016年9月14日 19時
