絆-おそ松さんの世界にトリップ-パート2 (ページ16)

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66話　残留組、始動！ページ16

カラ松side

とりあえず着替えは終わったが、誰かが来る気配もなくカーテンはそのままの状態だ。
ボストンバッグからトド松の携帯電話が鳴ったので、取り出した。
携帯電話を開いて操作したら、トッティからのメールだった。

〔トド松からのメールの内容〕
件名：カラ松兄さん、おはよう！(*^-^*)
内容：今、父さん達がタクシーに乗って出発したところだよ。(^-^)
　まさか、イタイ恰好なんてしてないよね？(・・?)
　まだ着替えてなかったら、パーカーにしてね！(^_-)-☆
　じゃあ、家で会おうね！(^_^)

(相変わらず、メールの内容が女子だ…。)

みゆきちゃんがトド松と仲がいいのもうなずける。

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チョロ松side

ご飯が炊けたので僕と母さんは台所で稲荷寿司の酢飯作りをやっていて、一松とトッティは食卓でおにぎりを作っている。

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トド松side

僕と一松兄さんは朝ご飯で残ったご飯でおにぎりを作っている。
二人で三角形のおにぎりケースに塩を振りかけながらスプーンを使ってご飯を入れて作っている。
母さんがあらかじめ多めに炊いていたから、ある程度は作れている。

トド松「おにぎりケースが2つあって、よかったね！」
一松「…うん。手が汚れないし、便利だね」

そこへ、みゆきちゃんが戻って来た。

みゆき「お母さん、何をやったらいいかな？」
お母さん「じゃあ、油揚げの中に酢飯を入れてくれる？」
みゆき「はーい」

私は食器棚の引き出しからスプーンを探している。

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カラ松side

誰かが病室のドアをノックした。

十四松「カラ松兄さん、おはよ～！」

十四松は勢いよくドアを開けた。

おそ松「ドア壊れるだろ、十四松…」
十四松「カラ松兄さん、いるんでしょ？」

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おそ松side

俺と十四松がカラ松の所に行ったら、ベッドの周りのカーテンが開いた。

カラ松「おはよう！ブラザー達。待ちくたびれたぜ」

カラ松はかけていたサングラスを外した。

おそ松「病室、間違えたんじゃない？」
カラ松「えっ」
おそ松「嘘、嘘！今日も元気そうでよかったよ」
カラ松「お、おう…」
十四松「ねーねー。今朝カラ松兄さんがパジャマ姿ではりつけにされてて、それをみゆきちゃんが助けて抱きつきに行った夢を見なかった？」
カラ松「…見た。お前達も見たのか？」
おそ松「うん。みゆきちゃんも同じ夢を見て、“なんじゃそりゃあ”って叫んでたよ」