52話 人助け ページ2
トド松side
女の子とその母親は車に乗って、赤塚病院に向かった。
≪すまないが、俺の口からは言えない≫
トド松「カラ松兄さんがケガをした理由を言わなかったのは人助けをしていたからだったんだね…」
チョロ松「うん…。にゃーちゃんのライブの行列に並んでいる時にカラ松を見かけて、しばらくしたらパトカーと救急車が通り過ぎて行ったんだ…。“もしかしてカラ松が…！？”って、思ってその踏切に行ったらカラ松が生きているのがわかってほっとしたんだ」
トド松「その日のライブのチケットはどうしたの？」
チョロ松「さっき、僕に会いに来たライブ仲間に譲ったんだ。そのお礼に今度のライブのチケットと数量限定のにゃーちゃんのピンバッジをもらったんだ」
みゆき「そういうことだったんだね」
おそ松「とりあえず、家に入ろうぜ！」
玄関の戸を開けた。
おそ松達＆みゆき「ただいま〜」
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カラ松side
入院してから初めて外に出てみた。
俺はサングラスをかけてベンチに座っている。
女の子「あの…。松野カラ松さんですよね？」
カラ松「フッ。やっと来たかい、カラ松ガールズ」
俺はそう言ってサングラスを外したら、見覚えのある女の子とその母親がいた。
カラ松「え…。えーっ！？…き、君はあの踏切の時の…？」
女の子「は、はい…。あの時はありがとうございました」
女の子の母親「娘を助けてくださって、ありがとうございました」
カラ松「い、いいえ…」
俺はそう言われて、照れてしまった。
女の子の母親「行きましょうか」
女の子「うん、ありがとう。失礼しました」
女の子の母親「では、私達はここで失礼します。お大事に」
カラ松「ど、どうも…」
その親子は帰って行った。
冷えて来たので、病室に戻ることにした。
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みゆきside
買い物リストに載っていたジャガイモ、にんじん、きゅうり、マヨネーズでポテトサラダを作ろうとしているところだ。
台所には私、お母さんがいる。
テーブルにはおそ松、チョロ松、一松、十四松、トド松がいる。
みゆき「お母さん、ピーラーある？」
お母さん「ええ、ここにあるわよ」
お母さんが台所の引き出しを開けたら、ピーラーが2本入っていた。
みゆき「ありがとう」
私はピーラーを2本、取り出した。
みゆき「トド松、ピーラー使う？」
トド松「うん」
私はトド松にピーラーを渡しに行った。
みゆき「はい」
トド松「ありがとう」
トド松はピーラーを受け取った。
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作者名：よっちー | 作成日時：2016年9月14日 19時
