51話 ケガの秘密 ページ1
みゆきside
みゆき「チョロ松?トド松?」
チョロ松「ああ、みゆきさん。どうしたの?」
みゆき「もうそろそろ帰って、明日の用意をしたいの」
チョロ松「そうだよね。僕も手伝うよ」
トド松「僕も手伝うよ、みゆきちゃん」
みゆき「うん、ありがとう!」
(チョロ松とトド松は考え事をしていたようだけど、何を考えていたんだろう…。)
おそ松「じゃあ、みんなで片付けるか」
みんなで後片付けを始めた。
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カラ松side
昼食を済ましてからというものの、何もやることがなくて困っている。
売店に行くにも入院した日にみゆきちゃんのヘアカット代に使ったので、手元には1円も残っていない状態だ。
じっとしているのも退屈なので、散歩に出ることにした。
俺はサングラスを持って病室を出た。
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みゆきside
みんなで後片付けを終えて、帰っている途中だ。
少しだが、みんなが買い物をした物を持っている。
もちろんおそ松も手伝っている。
みゆき「あれ?家の前に車が停まっているよ」
おそ松「なんだろう?」
車から女の子とその母親が降りて来た。
おそ松は家まで走って行ったので、私達もおそ松の後を追った。
おそ松「あの〜…。うちに何か用ですか?」
女の子の母親「はい…。実は1週間前にうちの娘が踏切に入って渡ろうとした時に線路の溝に自転車のタイヤがはまってしまったんです」
みゆき「えっ…」
女の子の母親「自転車に気を取られているうちに踏切が閉まって、電車が近づいて来た時にここに住んでいる男性が助けてくれたという話をお聞きしたので伺いました」
女の子「この人じゃないよ、私を助けてくれた人…」
女の子の母親「えっ?」
女の子「似てるけど、違う…。サングラスをかけてて、ジャケットを着てたよ」
おそ松「え、それって…」
チョロ松「カラ松兄さんのことじゃないかな?」
トド松「あっ!そういえば…。カラ松兄さん、チョロ松兄さんのバンダナを巻いて帰って来たことがあったよね…。あのケガってその時のものだったんだね…」
女の子「その人は今、ここにいないんですか?」
チョロ松「うん。今、赤塚病院に入院してるよ。明日退院するんだ」
女の子「そうなんですか…。お母さん、赤塚病院に連れてって。その人にお礼が言いたいの」
女の子の母親「そうね…。わかったわ。では、私達はここで失礼します」
女の子「失礼します」
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作者名:よっちー | 作成日時:2016年9月14日 19時