49話 チョロ松、泣く ページ49
チョロ松side
チョロ松「みゆきさん？」
みゆき「あっ、みんなとカラ松の分のチョコレートとクッキー分けておいたよ！」
(カラ松…。)
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チョロ松side(回想)
今日は待ちに待った橋本にゃーちゃんのライブの日で、行列に並んでいて腕時計を見た。
(開場時間まであと10分！楽しみだなぁ〜！！)
顔を上げるとカラ松はいつものジャケットを着て、サングラスをして僕の前を通って行った。
(この前、一松が「カラ松がうなされてる」って言っていたような気がする…。あの時は寝ぼけていたし、あんまり記憶がないなぁ…。)
そんな時、パトカーと救急車が通り過ぎて行った。
通行人1「ねぇ！今パトカーと救急車が通って行ったけど、事故でもあったのかな？」
通行人2「そういえば、この先って確か踏切があったよな？」
僕はなんとなく胸騒ぎがして、列を飛び出したら一人の男性・息吹 時雨〈いぶき しぐれ〉さんにぶつかった。
チョロ松「ご、ごめんなさい！」
時雨「あれ？あなたは…」
チョロ松「あのっ！今日の橋本にゃーちゃんのライブ、観に行きますか？」
時雨「えっ、はい…。ちょうど今日のチケット、取れなかったんです…」
僕は時雨さんに橋本にゃーちゃんのライブチケットを渡した。
時雨「…え？」
チョロ松「…急用ができて、今行かないと絶対に後悔すると思うんです…。だから、僕の分もライブ楽しんで来てください！！」
時雨さんはライブチケットを受け取った。
時雨「ありがとうございます…。あの…、お名前は？」
チョロ松「チョロ松！松野チョロ松です！！」
僕は時雨さんの名前を聞かずに踏切まで走って行った。
(カラ松…。カラ松！！…夢でうなされて死のうとするなんて、嘘だろ！？…カラ松っ！！)
僕は踏切に到着した時には救急車はなく、パトカーがまだ止まっていた。
チョロ松「カラ松ーっ！！」
僕はその場で泣き崩れた。
カラ松「どうしたんだ？ブラザー。にゃーちゃんのライブに行ったんじゃなかったのか？」
チョロ松「その声さえも懐かしいよ…。カラ松…」
僕が顔を上げて振り返るとカラ松の姿があった。
チョロ松「えっ、カラ松！？生きてたのか…？」
カラ松「え？」
僕はカラ松が生きていて安心した。
カラ松「イタッ！」
チョロ松「カラ松！？」
カラ松は右腕を擦り剥いたせいでジャケットが破れていた。
カラ松「踏切に入った高校生くらいの女の子…。命に別条はないと思うが、救急車で搬送されて行ったぞ」
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よっちー(プロフ) - 黒バイさん» そうです。その通りです。（笑） (2017年10月29日 19時) (
レス) id: 5c2aba33ec (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ - アニメの声優さん中村悠一さんと沢城みゆきさんですか？主人公の名前の (2017年10月29日 19時) (レス) id: e0c016b9ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よっちー | 作成日時：2016年8月9日 10時
