44話 「たまには迷惑かけたっていいんだよ…」 ページ44
チョロ松side
みゆき「ありがとう、十四松」
十四松「どういたしまして！」
みゆき「みんな、先に帰って買い出しに行った方がいいんじゃない？私、おそ松が起きるまでここに残って一緒に帰るから」
カラ松「買い出し？それにみゆきちゃんが母さんの手伝いって…？」
十四松「明日はカラ松兄さんの退院パーティーをするんだよ！」
カラ松「えっ、えーっ！？」
一松「…明日、退院できればの話だけどね」
カラ松「えっ」
カラ松は涙を流した。
カラ松「俺…。みんなに迷惑かけたのに…？」
おそ松「たまには迷惑かけたっていいんだよ…」
おそ松兄さんは寝言でカラ松に話しかけ、カラ松のベッドの掛け布団の上でそのまま寝てしまった。
カラ松「仕方ないな…」
カラ松は涙を拭って、ベッドを出た。
チョロ松「じゃあ、僕達は先に帰るね。みゆきさん、また後でね」
みゆき「はーい」
みゆきさんは笑顔で静かに答えた。
カラ松「みゆきちゃん。今、いい笑顔だったよ」
みゆき「えっ…」
一松、十四松、トッティが立ち上がったので僕も立ち上がった。
一松以外は自分が座っていた椅子を片付けた。
十四松「みゆきちゃん、後でね〜！カラ松兄さん、明日ね〜！」
みゆき「うん！」
カラ松「おう！」
僕達は病室を出た。
---------------
みゆきside
みゆき「あの…。カラ松…」
カラ松「ん？」
みゆき「昨日、いきなり病室を出て…。廊下で泣いちゃって、ごめんね…」
カラ松「あ、ああ…。別に気にしてないよ。みゆきちゃんの男友達も優しい人なのか？」
みゆき「うん。今朝、その人の夢を見たの」
カラ松「俺も…。朝食後に夢を見たんだ。それは実際にあったことなんだ。俺が泣いていておそ松とケンカした時の夢と…。うなされて目が覚めた後で部屋を出て、夜が明けるまで星を見ていた夢なんだ…」
みゆき「その夢って、毎日見るの？」
カラ松「いや。いつもは夢の内容を全く覚えていなくて涙を流しながら目を覚ましているけど、今日の朝食後の夢では涙は出なかったんだ」
おそ松「みゆきちゃんと…。話をしたからじゃないの…？」
おそ松は寝言でカラ松に話しかけた。
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おそ松side(回想)
カラ松とケンカした後、競馬場に出かけた。
競馬場の外でイヤミに会った。
イヤミ「一松！元気ないザンスね」
おそ松「一松じゃなくて、おそ松だよ…」
俺は競馬場に入る気にならなかった。
イヤミ「なんか、調子狂うザンス…」
45話 おそ松と一松、泣く→←43話 部屋で泣いていたカラ松
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よっちー(プロフ) - 黒バイさん» そうです。その通りです。（笑） (2017年10月29日 19時) (
レス) id: 5c2aba33ec (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ - アニメの声優さん中村悠一さんと沢城みゆきさんですか？主人公の名前の (2017年10月29日 19時) (レス) id: e0c016b9ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よっちー | 作成日時：2016年8月9日 10時
