大丈夫だから -YS- ページ13
無意識だった。
気が付いたら息を切らせながら彼女の部屋の前まで来ていた。
ドアが開いて、彼女の顔を見たら抱きしめずにはいられなかったんだ。
俺の腕の中に納まった彼女が、恐る恐る俺の背中に腕を回してくれたときに
やっと意識が覚醒した。
「す、、すまない。」
自分でも思いのほか焦ってしまって、勢いよく彼女の肩を押して突き放していた。
「ううん、、、気にしなしで。」
こわばった笑顔で、来てくれてありがとう…と囁くような小さな声でいう彼女を
改めて見てみると
さっきはホテルの間接照明のせいで気が付かなかったが
朝日に照らされた彼女は
かなり顔色が悪く
それに俺のせいできっと今まで泣いていたのだろう、涙の跡があった。
無理をさせてはいけないと、ベッドへ無理やり寝かせて、俺もベッドサイドに腰掛ける。
「さっきは、悪かった。 感情的になって…」
「悪いのは私。謝らないで。」
緊張で小さく震えて、目にはまた涙をいっぱいに溜めながら
それでも俺に謝る。
「ちゃんと……話をしよう。
俺もまた全部は整理できてないけど、たぶん今日ここに来ないといけない気がしたんだ。
じゃないと、Aが俺の前から消えてしまいそうだから…」
「あ、、りが、、とぅ…」
ポロリと涙をこぼしながら
ポツリポツリと、今までのことを教えてくれた。
ずっと不安なのか、小さな手はギュッと強く握られ、震えていたから
大丈夫だって言いたくて
自分の手を重ねて強く握った。
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さるさる(プロフ) - あきさん» 久々に更新したよー！！！ (2015年7月21日 22時) (
レス) id: 03720f42dc (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - にいさーん！にいさーん！疲れた心に癒しだよ！！兄さんと『私』のこの先が楽しみだよ！ (2015年1月18日 19時) (レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
さるさる(プロフ) - あきさん» あきさん、ドキドキしてくれたのーー？きゃーー！うれしい！！ (2014年11月17日 0時) (レス) id: ede4cf7160 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - きゃーーー！兄さん(つД`)ノちょドキドキしちゃった〜！ (2014年11月16日 23時) (レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
さるさる(プロフ) - あきさん» 兄さん絶賛悩み中です（笑）あのお話はもうちょっと先に出てきますよー^_^ 頑張ってその話まで更新しますね！！ (2014年11月13日 9時) (レス) id: 03720f42dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるさる | 作成日時：2014年10月6日 22時
