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『マジでムカつく!』




『そんな怒んなよ(苦笑)』




『これで怒らない人いないと思うけどっ!』




確かにって笑ってる登坂くんからお酒匂い。




『窓開けるよ?悪酔いしそう』




『え?俺、臭い(笑)?』




『臭い!スッゴい酒臭い!なんならいろんな香水の匂いも混じって最悪のレベル』




『マジかよ』




苦笑いしながらタバコ咥えてるし




『お客さん、この車 禁煙なんで!』




『はいはい。すみませんね……この運転手さん、すっげぇ態度悪ぃ(笑)』




『うっさい!どっか寄る?コンビニとか』




『ううん。まっすぐ帰って?Aん家』




は?




『なんで!』




『全然面白くなかったから、お前と飲み直す!』




『それ、決定事項?』




『当たり前』




俺様 臣様かよ






私の部屋に帰ると、あー疲れたわーって
当たり前みたいにソファーにどっかり座ってるし




お前は彼氏かっ!




『で?どうだったの?合コン』




『どうって……人数合わせで呼ばれただけだし』




嘘つけ!
隆二と登坂くんが来るってなると、女の子達の集まりがいいから呼ばれたんでしょうよ!




『ふーん。さっさと彼女作ればいいのに……』




『はぁー?(笑)』




『隆二も登坂くんも……さっさと彼女作ればいいじゃん。なに勿体ぶってんのか知らないけど!』




『お前……(苦笑)可愛げねぇな。俺は好きなやついんの!』




突然のカミングアウトに固まる。




『じゃあさっさと付き合えよ』




『片想いなの!もう何年も……』




酔っ払ってんのかな?
この人が片想い?




『妄想?』




『ちげぇーよバカ!ムカつく』





登坂くんは笑いながら、うちの冷蔵庫から勝手にビールを取り出して飲んでた。

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作者名:花梨 | 作成日時:2018年4月1日 12時

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