運命共同体-ZL- ページ23
彼は、誰よりも儚く愛おしい
ピンポーン…
慌てて玄関へと走り、扉を開けて見上げれば、ふわりと笑う彼がいる
「ジュノアッ！」
嬉しくて楽しくて、思わず彼に飛びつく私
「A分かったから(笑)早く中入れて(笑)」
未だ玄関で彼を抱き締める私
そんな私にやや苦笑いの彼
それでも、離してやんない
「…キャッ！」
痺れを切らした彼は私を軽々と持ち上げ、ズンズンとリビングへ向かう
なんだか可笑しくなって、2人して吹き出す
一緒にご飯を食べて、お風呂に入って、少し狭いソファに2人で座って
「ハハハハハッ！おっかし！…ちょ、やばいよ、ほんとに(笑)」
「やばい(笑)めっちゃ面白い(笑)」
お笑い番組を見て馬鹿みたいに2人で笑い合って
手を繋いでベッドに入る
あったかい、大きな胸に寄りかかる
「…ジュノア」
「んー？」
「ジュノアももう19歳だね」
チラリと時計を確認すると、11:50
「Aもな(笑)」
私達は同じ年、同じ日に生まれて
いつの間にか恋に落ちた
あいにく私達は顔が似ていない
誰も"双子"だなんて思わない
気付けばもう、18歳の幕が下りようとしている
私達は、もうすぐ19歳になる
「ね、ジュノア、
ジュノアの最後の1年を私に頂戴？」
「最後？」
「10代最後」
そう言って彼を見上げると、いつもみたいに優しく笑ってる
「昔からAのものじゃん」
そして触れるだけのキスをした
ゆっくりと目を開ける
両頬を大きな両手に包まれる
見つめる先には、哀しげに揺れる瞳
「なんで…僕達、っ」
何億回と唱えてきた言葉を、私のキスで塞いだ
これは免れる事なんで出来ない、運命なんだよ
私達がこうなる事は、運命だったんだ
「…好き、ジュノア」
18歳の終わりも
19歳の始まりも
…その先もずっと
「おめでとうジュノア」
「おめでとう、A」
苦しさと紙一重の愛しさを胸に、生きていくんだろう
彼は、誰よりも儚く愛おしい
私だけのオニイチャン
運命共同体
(…愛、してる)
(フフ、私も愛してる)
Happybirthday to ZELO！
またクセのあるお話でごめんなさい。(笑)
じぇろくんの19歳の1年も、たくさんの幸あれ。
貴方は私の太陽だなんてクサいセリフも、まんざら嘘じゃない。
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Mi-ra(プロフ) - あんなさん» ありがとうございます！更新率が低くてすみません(ToT)また書き溜めてるお話があるので、楽しみにしていただけると嬉しいです！(^.^)b (2014年6月27日 20時) (
レス) id: 23530e67d5 (このIDを非表示/違反報告)
あんな(プロフ) - うわぁ。びえぴの小説少ないので、とても嬉しいです^^頑張ってください(*'.'*) (2014年6月27日 18時) (レス) id: bf146d4bc5 (このIDを非表示/違反報告)
Mi-ra(プロフ) - miinaさん» わ〜！ありがとうございます！更新頑張りますね！(*^^*) (2014年3月7日 14時) (レス) id: 23530e67d5 (このIDを非表示/違反報告)
miina(プロフ) - いつもきゅんきゅんしながら見てます(^-^) 更新頑張って下さい!!! (2014年3月7日 7時) (レス) id: 934f73426d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mi-ra | 作成日時：2013年12月27日 16時
