そんな夜は-DH- ページ3
ふわりと香る大好きな香り
背中に感じる少しがっしりした腕、あたたかい温もり
「……ん」
午前3時
うっすらと目を開けると、そこにはずっと会いたかった人がいて
「…デヒョン…」
小さな声で名前を呼ぶ
自然と緩む私の頬
少し開いた彼の分厚い唇から聞こえる規則正しい寝息が、心地良く私の耳に響く
多忙な彼だから、私達が会えるのはせいぜい月に1、2回
会いたくて
会いたくて、会いたくて
毎日iPodから流れる彼の歌声に耳を澄ませて
録画しておいたテレビ番組を何度も再生して
デヒョンへの想いが溢れ出して泣き出してしまう夜がある
でもそんな時、決まって貴方は私の前に現れる
大丈夫
俺はここにいるよ
そう遠くで聞こえた声は、夢じゃなかったのかな？
「……A…？」
「…ごめん、起こした…？」
頬を撫でる手を止めると、ふんわり笑うデヒョン
「…会いたかった」
そう言って、優しく包み込まれる私の身体
全身があたたかくなっていく
あぁ、デヒョンが、ここにいるんだ
「私も……」
ゆっくりと彼の背中に腕を回す
見上げれば優しい彼の瞳と目が合った
どちらからともなく近付く唇
軽く啄むようなデヒョンの優しいキス
何度も私の唇を奪う
「……ん、」
「…はぁ、……Aの唇、久しぶりすぎて止まんね…」
少し潤んだ彼の瞳、唇
「…んーん…止めないで、」
もっと、キスして…
「ぱぼ…知らねぇからな」
デヒョンの腕にグッと力が入るのが分かった
より一層強く抱き寄せられ、激しくなる口付けに身体の芯が熱くなる
だって、ずっとずっと会いたかったんだもん
もっと、貴方を感じたい
「A、愛してる」
耳元で囁く甘い声を聞けるのは、
ずっとずっと私だけでありたい
そんな夜は
(貴方が全部溶かしてくれる)
end
お久しぶりです(^^)
夜中にこっそりデヒョンが書きたくなった…(笑)
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Mi-ra(プロフ) - あんなさん» ありがとうございます！更新率が低くてすみません(ToT)また書き溜めてるお話があるので、楽しみにしていただけると嬉しいです！(^.^)b (2014年6月27日 20時) (
レス) id: 23530e67d5 (このIDを非表示/違反報告)
あんな(プロフ) - うわぁ。びえぴの小説少ないので、とても嬉しいです^^頑張ってください(*'.'*) (2014年6月27日 18時) (レス) id: bf146d4bc5 (このIDを非表示/違反報告)
Mi-ra(プロフ) - miinaさん» わ〜！ありがとうございます！更新頑張りますね！(*^^*) (2014年3月7日 14時) (レス) id: 23530e67d5 (このIDを非表示/違反報告)
miina(プロフ) - いつもきゅんきゅんしながら見てます(^-^) 更新頑張って下さい!!! (2014年3月7日 7時) (レス) id: 934f73426d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mi-ra | 作成日時：2013年12月27日 16時
