これからも ページ16
「…え、何の話？」
咄嗟に出た言葉
その時の私には惚けるということしか思い浮かばなかった
「…ウソ、A嘘着く時俯く癖あるし」
そう言われ俯いていた顔をパッと上げる
何か言い返そうにも言葉が出てこない
あぁ、やっぱりオプには叶わないな…
「…俺、告白された」
「…そっ、か」
知ってるよ…わざわざ言わなくてもいいのに…
また心の中にモヤモヤが広がっていく
「…何て返事したか、聞かないの？」
「へ…？」
見上げたオプの瞳は真剣で、私をじっと見つめていた
「俺、気付いてたんだ…Aがいるってこと
それに…Aの気持ちも」
私の思考回路はまたも停止した
一瞬も反らせない、オプの瞳から
「なんとなく、Aの気持ち、分かってた
これだけ一緒にいるんだし…」
「何、それ…どういうこと…？」
少しの沈黙の後、オプが口を開いた
「俺たちさ、小さい頃から幼馴染って関係が当たり前で、それが居心地良くて…
俺は、壊すのが怖かったんだ
Aの気持ちに応えるのが、
Aの気持ちに気付かないフリして、ずっと幼馴染のままでいるのが俺たちは1番良いって、思い込んでた」
「……っ」
また涙が溢れ出す
何よバカオプ…私、きちんと告白もせずに振られたじゃん、
「…ううん、思い込もうとしてた」
頬を伝う涙を優しく指の腹で拭き取られる
「気付いたんだ
他の子に告白された時、まっすぐにAが思い浮かんだし
Aがまだ帰ってないって知って、考えるより先に身体が動いたし
Aを見つけた時、俺が泣きたいぐらい安心した
それに、守りたいって、1人にしたくないって思った」
あったかいオプの手、私の大好きな大きな手に、また私の頬は包まれた
涙で滲んで、オプの顔がよく見えない
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Mi-ra(プロフ) - あんなさん» ありがとうございます！更新率が低くてすみません(ToT)また書き溜めてるお話があるので、楽しみにしていただけると嬉しいです！(^.^)b (2014年6月27日 20時) (
レス) id: 23530e67d5 (このIDを非表示/違反報告)
あんな(プロフ) - うわぁ。びえぴの小説少ないので、とても嬉しいです^^頑張ってください(*'.'*) (2014年6月27日 18時) (レス) id: bf146d4bc5 (このIDを非表示/違反報告)
Mi-ra(プロフ) - miinaさん» わ〜！ありがとうございます！更新頑張りますね！(*^^*) (2014年3月7日 14時) (レス) id: 23530e67d5 (このIDを非表示/違反報告)
miina(プロフ) - いつもきゅんきゅんしながら見てます(^-^) 更新頑張って下さい!!! (2014年3月7日 7時) (レス) id: 934f73426d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mi-ra | 作成日時：2013年12月27日 16時
