砂時計 - J-HOPE (ページ6)

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HS「…泣くなよ～。」

「…だって、嬉しくて、」

優しく涙をぬぐってくれるホソク

HS「…なあ、俺がいないうちに彼氏とか

できたりした？」

「……ひ、1人いたし！」

なーんて、

そんなの見栄を張っただけで、

彼氏なんて今まで一人もできたことない

HS「…ほんとに？」

「………なによ！もう！

できるわけないじゃん、私に」

HS「…いなかった？

それほんと？」

「なによ！

嘘ついてどうすんのさ！」

HS「……よかったあ～。

彼氏できたの、嘘でよかった

俺ホッとした。」

なんで、そんなこというのさ。

「…私に彼氏できたら嫌？」

HS「嫌だよ。」

「なんで…？」

HS「だって、Aと

一緒にいれなくなんじゃん」

期待、しちゃうってば

トクントクンと、高鳴っていく心臓。

「それは、幼馴染だから……？」

HS「うん」

動き出したホソクへの恋愛感情に

ブレーキをかける。

けど、そんなブレーキきかなくて。

涙だけが溢れてくる

「……今日、行かない。帰る。

私、ただの幼馴染じゃ嬉しくない。」

先帰るね、と伝えて

走って玄関に向かった。

ホソクは

追いかけて来ない。

つまりはそれが答えってことだよね……？

ホソクと、

また一緒にいれることになったのに

距離はこんなに近いはずなのに

心の距離が少し遠くなった気がした。

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