砂時計 - J-HOPE (ページ22)

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HS「…そういやさ、今日

俺告白された」

ニヤニヤしながら

話すホソク

「え？！」

ホソクが…？

告白されたの…？

でも

たしかに、ホソクかっこいいし

モテても仕方ないというか…

この前も、

ホソクくんかっこいい

って言ってる人いたの見たし

周りの子達が

ホソクの魅力に感付き始めているのを見て

焦りは感じていた

けど

まさか告白されるとは思ってなかったから

ついにか、といった感じもした

でも、やっぱり

ホソクのことが好きな自分にとっては

いい気分はしなくて

なんとなくそっけない態度をとってしまう

「…へー、」

「そ、そういえば！

私も今日すっごい笑顔が可愛い先輩に

名前聞かれたんだよね！」

つい意地まで張っちゃって

対抗するように

ホソクに向かって言葉を放ってしまう

HS「…あっそ」

そんなこんなでいつのまにか家に着いて

HS「じゃーな、」

「…じ、じゃあ」

お互いぎこちない空気のまま

家に入る

何となく、ご飯って気分でもなく

ササっとお風呂に入って

階段を駆け上がって

ベットにダイブする

…ほんっと、素直じゃない。

そんな自分に腹がたつけど

でもやっぱりニヤニヤしながら話す

ホソクを思い出すと、やっぱり

焦りとムカつきが湧き上がってきちゃうもんだから

なんとも言えない感情になる。

…ホソク、その子と付き合うのかな

引き出しにしまってた砂時計を握りしめながら

眠りについた

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