砂時計 - J-HOPE (ページ11)

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ホソクの隣を歩きながら

手を繋ぐのかと、

一瞬でも勘違いしたのが

今更少し恥ずかしくなる。

手は繋がなかったけど

荷物を持ってくれて。

ほら、よくあるじゃん

カップルで歩く時に、彼氏が

彼女のカバンも持ってあげたりするの

いま、ホソクと二人で歩いていて

周りからはそう見られたりするのかな

……なんて。

なんだか、私の頭は

都合のいいようにしか

解釈できないみたいだ

そのせいで期待ばかりしてしまうし

ちょっとしたことで

苦しくなったり、嬉しくなったり。

少し忙しい。

それに

ホソクに対する

この、好きっていう気持ちも

いつか溢れ出してしまいそうで

正直、怖い。

HS「あ！バスきたよ！」

バス停に着いたら

タイミングよくバスが来たもんだから

それに乗り込む。

私たち以外は誰も

乗ってる人がいないもんだから

なんだか少しシーンとしていて

変な感じ

HS「…貸切みたいだなㅋ」

「そうだねㅎㅎ」

HS「……」

「……」

なんとなく少し気まずくなって

お互い何も話すことなく

無言で過ごす。

その状況に、なんだか余計に

ドキドキしちゃう私

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