IFルート リドル君とメイドさん その１（乃亜さんリクエスト） ページ10
リクエストを頂きましたので、書かせて頂きます！
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ある日、聞こえてきたのは
机の近くにある窓から見える、僕と同い年くらいの子供の笑い声
その声を聞くたびに僕は胸が苦しくなった
僕はずっと一人ぼっちだった
お母様の言いつけに従いながら
勉強して、勉強して、勉強して……
……寂しいんだ
…辛いんだ
あのね、ママ……僕は……友達が欲しかったんだ
僕は、イチゴのタルトが食べてみたいんだ
苦しい、苦しいよぉ……
助けて……誰か……
僕は多分寝ぼけていたんだ
ずっとお母様からの明日の課題の使い魔についての書物を読み漁っていて
いつの間にか眠ってしまって
夢の中で僕が普通の子供として外で元気いっぱいに遊んでいる夢を見たんだ
だけど、起きたら本は開いたままで、僕の姿はそのままで……其れが無償に悲しくなったんだ
そうして、こぼれてしまった涙が本の上に落ちてしまった事にも気づかなかった
其れが淡く光っていることも
「……寂しいよぉ…誰かぁ……ぐすっ…」
『大丈夫ですよ、レムがいます』
「っ…！？！！？」
突然知らない声がして、辺りを見回すも誰も居ない
おかしいと思って立ち上がると途端に僕の手を離れていく一冊の本
あれは、たしか……『使い魔召喚の書』だったような
そんなことを考えているうちに、急に眩い光が本から溢れて室内を満たす
「っうわぁぁ！！！！」
そんな情けない声を出してしまって
「……あれ？やんだのかな…」
光は消えて、『誰かの足元』に本が落ちていた
ん？誰かの足下？
僕が驚いて床から上に顔を向けると、ペコリと綺麗なお辞儀をしたメイドさんが目の前にいた
「っ…！！！！！」
僕は驚きすぎて言葉が出なかった
そんな僕の事をスルーして彼女は笑った
「初めまして、小さなご主人様」
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あれから何年も月日が経ち、NRCにて
「レム、イチゴタルトは出来たか？」
トレイは自身も世話しなく手を動かしながらも彼女に問う
「はい、リドル君の為のタルトですから。抜かりありませんよ」
レムはえっへんとでも効果音のつくような様子でトレイに返す
そんな様子にトレイは呆れて笑うだけだ
「本当にレムはリドルの事が好きだよなぁ…」
「勿論です、レムはリドル君のレムですから」
IFルート リドル君とメイドさん その２→←IFルート 監督生は布教する その８ end
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乃亜(プロフ) - 個人的に、ほむほむ推しなので、イデア寮長がほむほむ推しになってくれたら嬉しい (2021年3月28日 13時) (
レス) id: b60b5d5449 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 遅くなりましたが、まどマギ1話見ました〜！あれは、地獄ですよ…（経験者は語る） (2021年3月23日 8時) (レス) id: b60b5d5449 (このIDを非表示/違反報告)
未月 - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2021年3月15日 19時) (レス) id: 2a27e87c15 (このIDを非表示/違反報告)
こんぶん(プロフ) - 夜海さん» コメントありがとうございます。リクエスト承りました！順番にリクエストを消化していくので、もう少しだけお待ち下さい(*´ω｀*) (2021年2月28日 19時) (レス) id: d578b282eb (このIDを非表示/違反報告)
夜海 - もしレムがヴィルの使い魔になったらを書いてください (2021年2月27日 19時) (レス) id: a3c70cbb44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんぶん | 作成日時：2020年10月14日 21時
