IFルート 風邪気味メイドさん その６ end ページ40
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それからというもののアズールは甲斐甲斐しくレムの世話を焼いた
レムは彼の様子に心底幸せそうな様子で何処か恥ずかしそうに世話されていたのだ
そして、今も尚それは行われていた
「ふぅ…ふぅ…レム、ほら口を開けなさい」
アズールはすくったお粥をレムの口元に寄せる
「…もう、アズール君ったら」
いつも世話する側だった為、体制が無いレムは恥ずかしがりながらも口を開ける
これは間違いなく『はい、あ〜ん』であった
それを丁度仕事が終わってレムの部屋に来ていた為、間近で見ることになったフロイドが
「あまぁ〜い…甘すぎんだけどぉ…見てられなぁい」
と、リア充爆発しろ案件に抗議しようが二人は無視
というか、完全に二人の世界が出来上がっていた
それを、フロイドと共に訪れたジェイドも
「おやおや、アズール。呼んでおいて除け者は酷いですねぇ」
と、目の前でリア充すんなと抗議していた
「来ていたんですか、二人共」
その言葉に漸く二人の世界から出てきたアズールが二人の方を向く
「あっ…お二人共、すみません。おもてなしもせずにこのような姿で」
レムはベッドに座り、二人にペコリと挨拶をする
完全に今気付いたかのような会話だったがそれは置いておいて
フロイドはレムに近づき額に手を当てた
「ん…熱下がった？」
「はい、先程よりは幾分かマシかと。お騒がせしました」
「いえいえ、レムさんがご無事で何よりですよ」
レムの近くにジェイドが来て、安心したような表情をした
「そうそう！だから、レムはちゃんと治るまで大人しくしててね」
フロイドはレムの額から頭に手を移動させてポンポンと撫でる
「はい、そうさせて貰いますね」
「うんうん、レム偉ぁい〜。で、今日、レムの代わりに頑張った俺もちょー偉ぁい♡」
彼女が居なかった事の違和感が漸く拭えたフロイドは嬉しそうだ
「…もう少しその姿勢が通常の時に向いてくれたらいいんですけどねぇ」
アズールはフロイドをジト目で見つめるが、その様子を見て、ジェイドはニヤニヤと笑う
「でも、レムさんがずっと居ないのも貴方にとっては困りものでしょう？」
「当然です。…まさか、レムが居ないだけで従業員が機能しなくなるとは…。これは、調教…いえ、鍛え直す必要がありそうですね」
そうして従業員達は今後厳しく、躾られるのであった
fin
オマケの風邪引きメイドさん （返事がない只の屍のようだ。さんリクエスト）→←IFルート 風邪気味メイドさん その５
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乃亜(プロフ) - 個人的に、ほむほむ推しなので、イデア寮長がほむほむ推しになってくれたら嬉しい (2021年3月28日 13時) (
レス) id: b60b5d5449 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 遅くなりましたが、まどマギ1話見ました〜！あれは、地獄ですよ…（経験者は語る） (2021年3月23日 8時) (レス) id: b60b5d5449 (このIDを非表示/違反報告)
未月 - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2021年3月15日 19時) (レス) id: 2a27e87c15 (このIDを非表示/違反報告)
こんぶん(プロフ) - 夜海さん» コメントありがとうございます。リクエスト承りました！順番にリクエストを消化していくので、もう少しだけお待ち下さい(*´ω｀*) (2021年2月28日 19時) (レス) id: d578b282eb (このIDを非表示/違反報告)
夜海 - もしレムがヴィルの使い魔になったらを書いてください (2021年2月27日 19時) (レス) id: a3c70cbb44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんぶん | 作成日時：2020年10月14日 21時
