IFルート レオナ君とメイドさん(この1話だけです) ページ1
【これは、もしもあったらのお話】
物心ついた時から、初めて見た世界は兄に群がる沢山の王宮の者達とその様子を端から見ている自分の姿だった
『毒にも成らず、薬にも成らず』
それが王宮の者達の口癖だった
『ファレナ様は素晴らしいお方だ』
ああ、知ってるとも……だって第一王子なのだから
『それに比べて、レオナ様は……』
それが俺の側仕えの口癖
知るかよ、何で、兄貴と比べられなきゃいけねぇーんだよ
どいつもこいつも、兄貴と俺を比べる様な事ばかり言いやがって
じゃあ、俺はどうなるんだよ？
兄貴の為にずっと日陰にいろってか？
ふざけんなよ……
何でだよ…何で俺は、一番じゃ無かったんだ……
俺の世界はいつも、日陰の中だった
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「ふざけやがって……クソっこんなもん学んだって王になんてなれやしねぇだろうが！！」
レオナは書斎で荒れていた
周りの獣人達が彼を否定し続け、彼の心は限界だった
そうして、本や何やらを投げていると、先程投げた本から突然
光が溢れ出した
「っ……！な、何だこれ！？！！」
その光は辺りを包み、次第と目も開けられなくなっていく
レオナは突然の事に目を瞑りながらも、不審者かもしれないと思って、とっさに護衛を呼ぼうとした
「おいっ…！！侵にゅ………………！！！！！」
叫ぼうと声を荒げるが、言葉の途中で詰まってしまう
少女が居た
何故か、本を踏みつけにして目を瞑っている少女が
少女にしては短い青髪を揺らして、メイド服を着たオンナノコがそこに居た
レオナは意味がわからなくて叫びそうになった
が、それは彼女の開口一番の言葉によってかき消される
「……………、あの、ここって何処ですか？」
「……テメェ、何者だ？…………刺客か？」
最大限の警戒を彼女に向けるレオナ
「…むっ、レムを呼んだのはそちらではないですか！ご主人様！！」
「はぁ…？ご主人様ぁ？？」
レオナは意味のわからない事を言うメイドにポカーンとするも、開いた本を見る
本は踏みつけられて、足跡がついていた
「……使い魔召還の魔法陣？？」
本に書かれていることをそのまま読んだレオナ
「……は？？？……ってことは、お前が俺の使い魔ってことか？」
レオナはスペキャしそうな本心を隠してレムに問う
「はい、ご主人様！」
レムは嬉しそうに微笑んだ
【続かない】
IFルート 監督生は布教する(忘れる前に書きたくて…すみません！！本編ルートとは別です！)→
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乃亜(プロフ) - 個人的に、ほむほむ推しなので、イデア寮長がほむほむ推しになってくれたら嬉しい (2021年3月28日 13時) (
レス) id: b60b5d5449 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 遅くなりましたが、まどマギ1話見ました〜！あれは、地獄ですよ…（経験者は語る） (2021年3月23日 8時) (レス) id: b60b5d5449 (このIDを非表示/違反報告)
未月 - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2021年3月15日 19時) (レス) id: 2a27e87c15 (このIDを非表示/違反報告)
こんぶん(プロフ) - 夜海さん» コメントありがとうございます。リクエスト承りました！順番にリクエストを消化していくので、もう少しだけお待ち下さい(*´ω｀*) (2021年2月28日 19時) (レス) id: d578b282eb (このIDを非表示/違反報告)
夜海 - もしレムがヴィルの使い魔になったらを書いてください (2021年2月27日 19時) (レス) id: a3c70cbb44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんぶん | 作成日時：2020年10月14日 21時
