植物園の出会い ページ42
「………気のせいじゃないですか？」
アズールは震える声を律してジェイドに反論した
「………まあ、そういう事にしておきましょうか」
クスクスとムカつく笑いが聞こえるがアズールは気にしない
だって、これを気にしたら余計に詮索されるからだ
アズールは双子の癖をだいたい把握していた
「これ以上、貴方に睨まれるのは避けたいので話を変えましょうか。…………そのテストの準備は万全なんですか？」
「勿論です。……僕がレムのことに関して手を抜くとでも？」
アズールの鋭い視線がジェイドを射抜いた
「まさか、そんな事微塵も思っていませんよ。それに、そんな事を考えていたら貴方の『従者』を敵にまわしそうですし」
ジェイドはその視線すら気にせずにキノコのスープを飲んだ
最近のマイブームらしい
「ふぁ〜どうでもいいんだけどさぁ……、今日はレム、食堂で働いてないのぉ？」
フロイドの突然の話題転換に呆れ顔をしながらアズールは返した
「今日はクルーウェル先生に頼まれて、『植物園』で薬草の採取をするそうです。何でも次の魔法薬学で使うみたいで」
アズールは今いない彼女の事を思い浮かべて苦笑いをした
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「……随分と広い場所ですね。これは探すのが大変そうです」
レムはクルーウェルに頼まれて、薬草を取りに植物園に来ていた
オクタヴィネルと比べるとやはり暖かくて、昼寝するにはピッタリだと思ってしまう
「さて、やりますか」
レムは張り切って、薬草探しを始めた
だが、それは数分後に崩れ去った
「えっと…………これはここに……」
「ってえ…！！」
「……！！！」
何かグニャっとしたモノを踏んだ感覚があった
「……ってめぇ……何しやがる」
レムがその声に下を向いてみると『人』がいた
いや、人というよりこの匂いは
「……獣？」
「あ？」
レムは片目に傷を負った獅子と出会った
「先程は大変失礼しました。『尻尾』を踏んでしまい申し訳ありません」
レムは深々と頭を下げる
「………ちっ、テメェその服着てるってことは、噂の一年坊主の使い魔か」
獅子の耳と尻尾を持つ男は、彼女をじっくりと品定めするように見つめる
「はい、レムはアズール君の使い魔です」
その言葉に畏まった様子からいきなりえっへん…というような態度になり、彼は拍子抜けする
「………変な奴だな、お前」
獅子と賭けををしました→←ランク認定試験です（オリジナル要素入ります）
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癒し系猫 - バブーr((ｺﾞﾎﾝｺﾞﾎﾝアズールマジで可愛いっスよね！なんかスを付けるとラギーっぽいっスねぇ！ (2020年11月8日 15時) (
レス) id: 5f340e67e1 (このIDを非表示/違反報告)
こんぶん(プロフ) - あたしですさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえてとても嬉しいです！ (2020年10月18日 16時) (レス) id: 7c7426a4d6 (このIDを非表示/違反報告)
あたしです - あ好き(( (2020年10月17日 23時) (レス) id: c5c420c491 (このIDを非表示/違反報告)
こんぶん(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます！そうですねぇ……トランスフォーマーなどは好んで見ないと思います……。本当に申し訳ないです(´；ω；｀) (2020年10月9日 21時) (レス) id: d578b282eb (このIDを非表示/違反報告)
こんぶん(プロフ) - 沙華猫さん» コメントありがとうございます！ただいま番外編を作ろうと検討中です！アンケートで選ばれなかったIFのストーリーも書いていきますので、もしかしたら姉様がいるIFストーリーも作るかもしれません！私の文才で何処まで書けるか疑問ですが…w (2020年10月9日 21時) (レス) id: d578b282eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんぶん | 作成日時：2020年9月20日 19時
