親バカならぬ主バカ ページ13
「本当に…？」
「はい、いつも一緒に居たのは誰だと思っているんですか」
レムの問いにアズールは頭上の彼女を見上げる
「レ…ムだ」
「はい、レムですよ」
「レム……だ」
「はい、アズール君のレムです」
何度も彼女の名を呼ぶアズールをレムは微笑みながら頭を撫でる
「…つ…か…れた…よぉ」
彼の涙声は吐息のように小さかったが彼女の耳には確かに届いた
「はい、ですから今は何も考えずにゆっくり休んでください」
「う…ん…」
まるで赤ん坊の様に彼女の膝の上で目を瞑る彼は今まで心の片隅で隠れていた『アズール・アーシェングロット』にようやく息をさせることが出来た
その様子を彼女は幸せそうに見つめて優しく頭を撫でていた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「やっほぉ〜アズール来たよぉ……………あれ？」
「おやおや…これはまた……」
フロイドとジェイドはアズールの家に遊びに来て、問答無用でリビングに向かった
そこではレムの膝の上に頭を乗せてぐっすりと寝ているアズールがいた
そんな二人の所に双子はソロリソロリと忍び足で向かう
しかし、優秀なメイドは気付いているみたいで
「…静かにしてくださいね、間違っても騒がないように」
「は〜い………アズール、寝てたんだぁ〜♡」
「ふふ…寝顔はこんなに可愛らしいのに、何故起きた時はあんなに愛想が悪いのでしょうか？」
「確かにぃ〜ジェイド言えてるぅ〜」
双子のヒソヒソ話にレムは異議を唱えた
「そんなことはありませんよ。アズール君は起きている時も素敵です」
「うわ…でたぁ…親バカならぬ、主バカぁ……」
「主従の愛と言ってほしいです」
「おやおや……ふふふ…」
そうして、ヒソヒソ話に花を咲かせている三人はアズールが起きるまで楽しそうに話していた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「…う…ん……、レ…ム？……騒が…しい……」
アズールはぼんやりとしている目を開けた
「あっ、目が覚めましたか？おはようございますアズール君」
視界にいっぱいに映るレムの姿と端にちょこっと映る二人いや、ニ匹の悪友
「おやおや、墨吐き坊やがようやく起きましたよ。フロイド」
「あっ、ホントだぁ〜。ばぁ♡おはよぉ〜アズールぅ〜」
双子がアズールの顔を覗き込み、彼は顔を真っ赤に染める
「なっ、何でお前達が此処にっ……！？」
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癒し系猫 - バブーr((ｺﾞﾎﾝｺﾞﾎﾝアズールマジで可愛いっスよね！なんかスを付けるとラギーっぽいっスねぇ！ (2020年11月8日 15時) (
レス) id: 5f340e67e1 (このIDを非表示/違反報告)
こんぶん(プロフ) - あたしですさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえてとても嬉しいです！ (2020年10月18日 16時) (レス) id: 7c7426a4d6 (このIDを非表示/違反報告)
あたしです - あ好き(( (2020年10月17日 23時) (レス) id: c5c420c491 (このIDを非表示/違反報告)
こんぶん(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます！そうですねぇ……トランスフォーマーなどは好んで見ないと思います……。本当に申し訳ないです(´；ω；｀) (2020年10月9日 21時) (レス) id: d578b282eb (このIDを非表示/違反報告)
こんぶん(プロフ) - 沙華猫さん» コメントありがとうございます！ただいま番外編を作ろうと検討中です！アンケートで選ばれなかったIFのストーリーも書いていきますので、もしかしたら姉様がいるIFストーリーも作るかもしれません！私の文才で何処まで書けるか疑問ですが…w (2020年10月9日 21時) (レス) id: d578b282eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんぶん | 作成日時：2020年9月20日 19時
