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俺ね…
ちゃんと山岸ちゃんの事は見てるんだよ？
だから…
智「ありゃそのまま帰るぞ？」
潤「追い詰め過ぎじゃね？」
翔「計算も作戦もいいけど、最後にはやっぱお前のストレートな気持ちが1番。」
雅「俺らも面白がってたし反省しないとね。」
お前らに言われなくてもわかってる。
俺も立ち上がり座敷を後にする。
さすがに女性のトイレの前で待つ事はできないし、もし戻る気があったとしたら気まずいから外で待つ。
案の定、店から出てきた山岸ちゃんを追い、パッと手首を掴んだ。
何事かと振り返った山岸ちゃんは俺を視界に捉えると目を見開き、途端に複雑そうな…
色々な意味を持ってそうな目を困った様に細めた。
そんな顔をさせたかったわけじゃないし、見たかったわけじゃないんだ。
「ちょっと話そうか。」
逃げられないと悟ってる山岸ちゃんはコクンと頷き、手首を握ってた手をずらしてキュッと手を握った。
横に並んでも話す事なく、駅に向かい行き着いた先は俺の部屋。
入りづらそうにしてた山岸ちゃんの手を引っ張って、半ば無理矢理部屋に押し込んだ。
「適当に座って。」
そう言ってお茶の準備をしながら、チラリと山岸ちゃんを見ると、ソファに座ればいいのに遠慮がちにラグの上に正座した。
インスタントのコーヒーを沸かしたお湯で溶いて、砂糖とミルクを入れて山岸ちゃんの前にマグカップをコトンと置き、隣に座った。
「一応、多めに砂糖とミルク入れたけど足りなかったら言って。」
「…はい…ありがとうございます。」
「…。」
「…。」
何から話せばいいのか…。
「二宮先生は飲まれないんですか？」
沈黙が重いのは山岸ちゃんもだったみたいで…。
「うん。うちにはマグカップそれ一個だけだから飲みたくても飲めないの。」
「え？！すみません！私は大丈夫なのでどうぞ。」
マグカップを俺の前にスーッと差し出す。
「いいよ。俺は大丈夫。甘いの飲まないし。」
「なんか…すみません…。」
「山岸ちゃん用のうちに置いとくね。」
わかる？
俺の言いたい意味が。
何で一個しかマグカップがなくて、山岸ちゃん用のを用意するって言った意味が…。
俯いちゃってる山岸ちゃんに、
「ねぇ…。」
声をかけると俺の様子を伺う様に横目で見上げて…
腰と背中に腕を回して自分の胸に引き寄せた。
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たか(プロフ) - お話の続きを楽しみしています♪次回の更新までに時間が掛かっても待っていられる程、幸せな気持ちにして頂いています。そして、次回更新までに時間が掛かると知らせて下さる、しおななさんのお気遣い、見習いたいと思います☆ (2017年2月4日 9時) (
レス) id: d67dc24aa9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ☆ミ(プロフ) - しおななちゃん、更新ありがとうございます♪ 気になるところではあるけれど、ちゃんと待ってるので大丈夫です(*´ 艸｀)たのしみにしてるね♪ (2017年2月4日 8時) (レス) id: 7140f0bb04 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - 美紀さん» 初めましてありがとうございます。こちらこそ読んで頂けるだけでありがたいので、これからもお付き合い頂けたら嬉しいです。 (2017年2月2日 10時) (レス) id: b103358af1 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - ヒロ☆ミさん» こちらこそありがとう。誹謗中傷したり自分の我儘押しつける事してもその自分もきっと楽しめないだろうしね。みんな仲良く楽しく妄想しましょうと提案してみただけです。 (2017年2月2日 10時) (レス) id: b103358af1 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - おーちゃんさん» 急いのにありがとう。ここでは大人しくいますよ？(笑)私が本気で言っちゃったら大変な事になるので(笑)みんな仲良く楽しく過ごそうねぇ〜っていうのを優しく提案してみたよ。 (2017年2月2日 10時) (レス) id: b103358af1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2016年11月1日 17時
