６７★ ページ27
マグカップとおやつを買って我が家に帰宅。
『本当に振袖着なきゃダメ？』
って車の中でずっと言ってたAだったけど、俺が妥協しないと悟ると諦めた様なため息をついた。
もちろん振袖姿のAを見たいとも思うんだけど、本音は着物を脱がせてみたいっていう下心。
そんな機会は滅多に遭遇できないし。
なんて口が裂けてもAには言えないけど。
俺のマグカップと新しく買ったAのマグカップにコーヒーとAが好きだというミックスベリーティーを淹れてテーブルにコトンと置いてソファに座った。
ラグにペタンと座るAはショッピングモールで買ったこれまた好物のシュークリームを皿の上に取り分けてて。
「A。俺はまだいいよ？」
元々、そこまで甘い物食べないし、まだランチのパスタが腹ん中に残ってる。
俺よりちっこくて細っこいAが食べられるって事は、女の子にとってデザートは別腹っていうのは本当なんだなって思ったり…。
シュークリームを頬張って幸せそうに笑うAを見ながらコーヒーを飲む…
あぁ…なんかさ…？
こういうのって…
「幸せ…。」
ポツリと呟くと『ん？』って俺を見る。
「しみじみと幸せ感じちゃってたの。」
「そ？」
「うん。Aが幸せそうに笑ってるのを隣で見られる…。幸せってこういうのなんだなって…さ？」
ほっぺをピンクに染めて、ちょっと照れた様にはにかんで嬉しそうにちっちゃく笑ったAは可愛いくて。
持ってたマグカップをテーブルに置くと、俺もソファからラグに移動してAの隣に座って腰に腕を回してくっついた。
「かわい…。」
こめかみにチュッとすると、耳まで真っ赤に染めて、
「…もぉ//」
って恥ずかしがる。
「あっ…と……ね？和也くん？」
慣れないこの甘い空気からなんとか逃れ様と、百面相しながら必死に違う話題を探してるAが何とも言えず可愛い。
「うん？」
耳朶にチュッとキスをして唇に挟んで甘噛みする。
「テ…テスト！期末テストは？」
「ほぼできてる。」
唇に耳朶を挟んだままで答えて、舌先で舐めるとピクリと身体が反応する。
身体は素直なのにな…。
「え…じゃ！め、眼鏡！何で伊達眼鏡？」
「童顔だから。」
腰に回してた手を服の下にそっと忍び込ませて…
「だからさ…？眼鏡なくてもAの可愛いとこ……ちゃんと見えてるよ？もっと見たいな…見せて？」
耳元で囁いた…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2356人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たか(プロフ) - お話の続きを楽しみしています♪次回の更新までに時間が掛かっても待っていられる程、幸せな気持ちにして頂いています。そして、次回更新までに時間が掛かると知らせて下さる、しおななさんのお気遣い、見習いたいと思います☆ (2017年2月4日 9時) (
レス) id: d67dc24aa9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ☆ミ(プロフ) - しおななちゃん、更新ありがとうございます♪ 気になるところではあるけれど、ちゃんと待ってるので大丈夫です(*´ 艸｀)たのしみにしてるね♪ (2017年2月4日 8時) (レス) id: 7140f0bb04 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - 美紀さん» 初めましてありがとうございます。こちらこそ読んで頂けるだけでありがたいので、これからもお付き合い頂けたら嬉しいです。 (2017年2月2日 10時) (レス) id: b103358af1 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - ヒロ☆ミさん» こちらこそありがとう。誹謗中傷したり自分の我儘押しつける事してもその自分もきっと楽しめないだろうしね。みんな仲良く楽しく妄想しましょうと提案してみただけです。 (2017年2月2日 10時) (レス) id: b103358af1 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - おーちゃんさん» 急いのにありがとう。ここでは大人しくいますよ？(笑)私が本気で言っちゃったら大変な事になるので(笑)みんな仲良く楽しく過ごそうねぇ〜っていうのを優しく提案してみたよ。 (2017年2月2日 10時) (レス) id: b103358af1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しおなな
| 作成日時：2016年11月1日 17時
