５７☆ ページ17
大野先生の言葉がずっと頭から離れなくて…。
『女の事で面倒ゴトが大嫌いなアイツが面倒承知で自分から突っ込んでいったんだ。信じてやってよ。』
って…。
信じてる…
信じてるよ…？
だけど…いいの…？
元とはいえ教え子。
二宮先生に迷惑とか…。
ダメだ…
頭でばっか考えてる。
『恋愛ってさ？頭じゃなくて、ココでするもんでしょ？』
自分の左胸をトントンと叩いた大野先生。
ため息を吐いたと同時に枕元に置いたスマホが鳴って…
『17日は平日だけど会える？』
ってLINE。
17日って…
6/17…？
平日に会おうなんて初めてのお誘いだ。
とかく用事もないので軽い気持ちでオッケーの返事をして、別の答えもこうやって簡単に出せたらな…
って、またため息がついて出た。
・・・17日の仕事終わり…
まだまだ部活の生徒が残ってる校内で、堂々と二宮先生の車に乗り込むわけにもいかず、最寄りの駅から少し離れたカフェの前で待ち合わせをした。
部活に付き合うと言っていた二宮先生をカフェで時間を潰して待ってると、カフェの前に二宮先生の車が横付けされたのが見えて、コーヒーのカップを捨てて外に出た。
車に乗り込むと、
「お待たせ。」
と微笑んで出迎えてくれる二宮先生。
「お疲れ様です。」
「うん、お疲れ。あ、今日のワンピースも可愛いね？」
「あ…ありがとうございます//」
こうやってデートの度に褒めてくれる。
「学校では違う服だったよね？俺の為に可愛いくしてくれたんだね？ありがとう。」
「…いえ…//」
デートで張り切ってると思われてるのが恥ずかしい。
「ほ〜ら、もう学校じゃないんだから敬語はダメでしょ？」
「…うん。」
「よろしい。では出発です。」
ミラーで周りを確認するとゆっくりと車を発進させた。
「今日はちょっと大人なデートをしようと思っててね？」
前を見たままで二宮先生はそう言って。
「大人なデートって言ってもオトナな行為をするデートじゃないよ？安心して？」
面白そうにそう言って唇の端をクイッと上げた。
「なっ//」
「ククク。」
「もう！」
「え？オトナなコトしたかった？予定変更しようか？」
「バカ！」
いつもそう…。
だけど、これは二宮先生なりに私の緊張を取ろうと気を使ってくれて…
対等でいたいっていう二宮先生の気持ちからなんだとわかってるんだ…
わかってるの…。
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たか(プロフ) - お話の続きを楽しみしています♪次回の更新までに時間が掛かっても待っていられる程、幸せな気持ちにして頂いています。そして、次回更新までに時間が掛かると知らせて下さる、しおななさんのお気遣い、見習いたいと思います☆ (2017年2月4日 9時) (
レス) id: d67dc24aa9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ☆ミ(プロフ) - しおななちゃん、更新ありがとうございます♪ 気になるところではあるけれど、ちゃんと待ってるので大丈夫です(*´ 艸｀)たのしみにしてるね♪ (2017年2月4日 8時) (レス) id: 7140f0bb04 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - 美紀さん» 初めましてありがとうございます。こちらこそ読んで頂けるだけでありがたいので、これからもお付き合い頂けたら嬉しいです。 (2017年2月2日 10時) (レス) id: b103358af1 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - ヒロ☆ミさん» こちらこそありがとう。誹謗中傷したり自分の我儘押しつける事してもその自分もきっと楽しめないだろうしね。みんな仲良く楽しく妄想しましょうと提案してみただけです。 (2017年2月2日 10時) (レス) id: b103358af1 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - おーちゃんさん» 急いのにありがとう。ここでは大人しくいますよ？(笑)私が本気で言っちゃったら大変な事になるので(笑)みんな仲良く楽しく過ごそうねぇ〜っていうのを優しく提案してみたよ。 (2017年2月2日 10時) (レス) id: b103358af1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2016年11月1日 17時
