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ふざけてるでも揶揄ってるでもなく本当にそう思うんだ。
化学の教師だから、これとこれをこうしたらこういう反応をする…
みたいなのは、教科書で習う程度の事は理解して把握してる。
そうじゃなきゃ教師でいられないし…。
それは人間に置き換えてもそうで…
欲を追うだけの男女が混ざり合うとどうなるか…
どんな快感を得らえる…
そんなのも経験からわかってるつもり。
だけど、本気で心底求めた女の子と混ざり合って…
その本能だけで求めたら最終的にどんな俺になる？
俺の心には何が残る？
経験がないから未知の世界で…。
「今日はありがとうございました。すごく楽しかったです。」
夕飯を終えて送り届ける健全なデートでそれを実験できるわけもなく…
「明日同じ時間に迎えに来るから。」
「…はい。」
「明日はAのしたいデートをしよう？」
微かに微笑んで頷いたAはシートベルトを外し外に出たから、俺も見送る為に外に出た。
「…それじゃ…。」
「うん。入るまで見てるから。」
「え…でも…。」
「いいから。」
頷いたAは俺に背を向けてマンションのエントランスに入って行った。
見届けた俺は車に乗り込みタバコを咥え火をつけた。
あぁ…
そう言えばAと会ってる間には一本も吸ってないなと…。
意識してたわけじゃないのに…。
楽しくて、可愛いくて…
俺の全部が満たされてたからタバコに依存しないくてもいられたんだって…。
ヤバイな…
マジでヤバイ…
本気でヤバイ…
こんなに女にハマってる自分がヤバイ。
どの部屋かもわからないけど、三階建のマンションを見上げて小さくため息をひとつ。
いつかデートの後も一緒にいられる…
一緒に夜を越えて朝を迎えられる関係になれる…？
女と会って、別れ際にこんなに切なく寂しい自分も初めてだ。
タバコを咥えながらボーッとマンションを見上げてると二階の角部屋にポッと灯りがともる。
あぁ…あそのこの部屋なのかなぁと見てるとカーテンが開き、窓が開けられた。
ベランダに出てきたシルエットは間違えなくAで、俺の車を見てる…？
どんな気持ちでベランダに出て来てくれたのか…
このままここにいるわけにもいかないし、外に出て顔見ちゃったら離れがたくなるから…
タバコを吸い終えたのをきっかけにアクセルを踏み込んだ。
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たか(プロフ) - お話の続きを楽しみしています♪次回の更新までに時間が掛かっても待っていられる程、幸せな気持ちにして頂いています。そして、次回更新までに時間が掛かると知らせて下さる、しおななさんのお気遣い、見習いたいと思います☆ (2017年2月4日 9時) (
レス) id: d67dc24aa9 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ☆ミ(プロフ) - しおななちゃん、更新ありがとうございます♪ 気になるところではあるけれど、ちゃんと待ってるので大丈夫です(*´ 艸｀)たのしみにしてるね♪ (2017年2月4日 8時) (レス) id: 7140f0bb04 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - 美紀さん» 初めましてありがとうございます。こちらこそ読んで頂けるだけでありがたいので、これからもお付き合い頂けたら嬉しいです。 (2017年2月2日 10時) (レス) id: b103358af1 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - ヒロ☆ミさん» こちらこそありがとう。誹謗中傷したり自分の我儘押しつける事してもその自分もきっと楽しめないだろうしね。みんな仲良く楽しく妄想しましょうと提案してみただけです。 (2017年2月2日 10時) (レス) id: b103358af1 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - おーちゃんさん» 急いのにありがとう。ここでは大人しくいますよ？(笑)私が本気で言っちゃったら大変な事になるので(笑)みんな仲良く楽しく過ごそうねぇ〜っていうのを優しく提案してみたよ。 (2017年2月2日 10時) (レス) id: b103358af1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2016年11月1日 17時
