-truth- 警視庁特別取調捜査班

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あれから、
どのくらい経っただろう。

西畑は、
ずっと黙ったままだ。

有岡さんや、
俺の問いかけにも、
ただひたすら、
黙秘を続ける。


『今日は駄目だ。もういい』


薮さんの、
若干呆れた声が、
無線を通して聞こえてきた。


「それでは西畑さん、また改めて、
お話を伺うと思いますが、
今日のところは結構です。」


ありがとうございました、
そう言って有岡さんは取調室を出た。





…




「だんまり、か」


ふと、八乙女さんが声を漏らす。
その表情は、
眉間にしわが寄って、
険しい様子だ。


「まぁ、よくある話だけどね」


八乙女さんの機嫌の悪さを悟ったのか、
裕翔さんがすかさず言葉を付け足す。


確かに、取り調べでだんまり、
よくある話だ。

今日は相手を探るために、
事件については直接触れなかったしな…。


「圭人、大ちゃん、今度は事件について
触れてみてくれ」


「「はい」」


薮さんが、モニターを見ながら、
呟くように言った。

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