新人くん ページ1
*
「えっ、お、俺が、ですか」
「そうだ。頑張れよ」
俺、岡本圭人がこんなに驚いているのは、
ほんの数分前の、あることがきっかけだった___。
「岡本、署長が呼んでるぞ」
部署内に響いた、部長の声。
先輩の視線が、一気に俺に向く。
___岡本のやつ、何かやらかしたか。
そんな声が、ところどころ聞こえてくる。
思い足取りで、俺は所長室へと脚を運ぶ。
…俺自身、まったく思い当たる節がないと言われたら、
否定は出来ない。
全くといっていいほど仕事になれない。
些細なミスはするし、
謝り方が悪いのか、上司の怒りを良く買う。
「はぁぁぁぁ…」
署内の廊下のど真ん中で、分かりやすい大きなため息をつく。
あぁ、お父さんごめん。
俺の人生、終わりました。
せっかく育ててくれたのに、こんな息子に育ってしまいました。
人生の謝罪を心の中で済ませた頃には、
俺の目の前には“署長室”と書かれた重厚な扉があった。
きっと俺は、この中で人生の終わりを告げられるんだ___。
腹をくくり、茶色くて重い扉を押し開けた。
139人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
茸*(プロフ) - あーさーさん» はーい(''◇'')ゞ (2017年10月8日 21時) (レス) id: c87a0e9b8d (このIDを非表示/違反報告)
あーさー(プロフ) - じゃ、ボードのほうで。 (2017年10月8日 21時) (レス) id: 502d889536 (このIDを非表示/違反報告)
茸*(プロフ) - あーさーさん» ありがとう!! (2017年10月8日 21時) (レス) id: c87a0e9b8d (このIDを非表示/違反報告)
あーさー(プロフ) - 頑張って!勉強も! (2017年10月8日 21時) (レス) id: 502d889536 (このIDを非表示/違反報告)
茸*(プロフ) - あーさーさん» わざわざコメントありがとう!これからも頑張ります(''◇'')ゞ (2017年10月8日 21時) (レス) id: c87a0e9b8d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ