37話ー戦いを終えて ページ6
研究所に行っていた隊員たちが船に戻って来る頃､大怪我をした大介と翔太は病院船のICUのベッドで寝かされて体にはたくさんのチューブやコードがついておりモニターや点滴と繋がっていた｡
そこにモニターを見に来た亮平が部屋に入って来る｡
阿部「二人ともバイタルは安定していると…抗Fuji-Z薬の点滴が終わりそうだから追加しておくか…」
モニターと点滴を確認した亮平がカルテを書いているとドアがノックされ福本の声がした。
福本「阿部先生､研究所に行っていた大倉侯爵さまたちや隊員の方が戻って来ました｡あと､宮舘伯爵様が佐久間さんと渡辺さんの面会をしたいそうです」
阿部「了解しました｡病室に入れて大丈夫ですよ」
亮平が返事をするとドアが開き福本と一緒に涼太と照が入って来る｡
福本「私は誠也さまの所に行くので失礼いたします」
阿部「わかりました｡ついでにナースステーションにいる看護師さんに抗Fuji-Z薬の点滴を用意するように伝えてもらいますか？」
福本「了解しました」
福本が部屋を出て行くと涼太は心配そうな表情でベッドの近くにある椅子に座った｡
宮舘「大介…翔太…すまない…私のせいで大怪我をしてしまって…」
そう呟く涼太の目には大粒の涙が流れている。
その時､大介と翔太は意識を取り戻し目を開けた｡
渡辺「なに泣いているんだよ…涼太は悪くないのに自分を責めすぎなんだよ…そういう所は五年前と変わってねぇな」
佐久間「涼太さま､泣かないで下さい…私は側近として当たり前の事をしたまで…涼太さまが気に病む事はないのです」
宮舘「大介…翔太…そうだっな」
岩本「阿部､佐久間と翔太の怪我はどんな具合だ？」
阿部「翔太は神経や血管の損傷が酷かったし銃弾が骨の間をすり抜けてたけど貫通はしていなかったから銃弾を摘出して神経と血管の縫合手術をしました｡佐久間は神経と血管の損傷の他に骨も砕けてたし銃弾も貫通してたから神経と血管の縫合をしたあと砕けた骨を取り出して人工骨にかえてあります」
宮舘「阿部も手術に入ったのか？」
阿部「はい｡血管の縫合は僕がしました｡神経と骨の手術は小瀧軍医と福本先生がしてくれました」
岩本「福本医師って確かAぇgroupの医療隊員だったな？」
阿部「そうだよ｡僕より年下でまだ研修医らしいけど手術も的確にしてて､かなり優秀みたいだね」
宮舘「そのようだな｡どのくらい入院が必要なのだ？」
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fuotomi(機種変更しました)(プロフ) - ソレイユさん» コメントありがとうございます｡祖母の介護の合間に書いているのでをしているので更新が少しずつになってすみません｡ (10月16日 20時) (
レス) @page11 id: 293df9bf4e (このIDを非表示/違反報告)
ソレイユ - 一気読みしてしまいました。更新頑張ってください。 (10月12日 21時) (レス) @page13 id: 43a9bb4873 (このIDを非表示/違反報告)
fuotomi(機種変更しました)(プロフ) - 塩麹さん» コメントありがとうございます。励みになります。 (8月28日 0時) (レス) id: 293df9bf4e (このIDを非表示/違反報告)
塩麹 - 移行おめでとうございます。更新頑張ってください！ (8月27日 17時) (レス) id: 43a9bb4873 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fuotomi x他2人 | 作者ホームページ：https://twitter.com/9VH9XnauGx5aPyo?t=ngRFx4Bhznu53glg89frCQ&s=09...
作成日時：2023年8月13日 18時
