黄色い狐さん【セ/ン/ラ】 (ページ5)

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＊キャスページ5

今日はね、彼氏のキャスを聴きたいと思いまーす！イェイイェイ！
いつも夜中にやってるし私が寝たの確認してからやってるっぽいの。だから私と一緒に寝た日とか私が夜遅くまで起きてる時はキャスしてないの。

なので今日は寝たふりして、キャス聞きたいと思う！録画したやつ聞いたらいいやんとか...思っちゃダメよ私。

、。

「...あーー」

あ、始まった。さっきセンラが起きてるか確認してきたんだけどめちゃ笑いそうになったわww
だってほっぺをさプニプニ突いてさ「起きてるー？」っていうんだよ可愛くない？

そして数分間ずっとキャスを聞いていると、彼はあるコメントを拾った。

「えー....彼女さんはいまどうしてますか、ね」

『あら...』

私のことをリスナーの皆さんは知っている。おかげでツイッターのファロワーがぐぉんと伸びたりしてびっくり。さすがは私の彼氏、人気者。

「今寝てるよー...w」

『知ってますよ...w ってコメントがきてるしw』

当たり前のことを言ってどうするよ...。

「あー、でもね。最近猫系だったのにね、犬系に変わり出して吃驚してる...。うん。なんなんやろーね？」

『あんたが原因やっちゅうねん...』

コメントでもあのブログのことを言う人がいたが、残念ながらそのコメントを拾うことはなかった。

「まぁツンデレも可愛いけどさぁ......めちゃめちゃ甘えてくんのも可愛いわ。しんどいw」

なんだろ、すんごい恥ずかしいことを聞いているような...。コメントでは「リア充～...うらやま」とか「センラさんから惚気話聞かされるとは...！」みたいなコメントが流れていた。

私はキャスを閉じ、そのまま眠りについた。