今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:37,158 hit
小｜中｜大
自 惚 レ ノ 塊 ページ24
.
芸能人に連絡先を聞かれるなんて この先一生ないと思う
別に彼が本気でわたしを口説こうとしてるわけでもなければ 今後の彼の将来に関わるような仕事をわたしがしてるわけでもない
言った覚えもないし
ただ何となく 遊び相手にでもなってくれかいかなー程度だと思う
・・ただの自惚れか
けど 生憎わたしはそんなに飢えているわけでもないし不倫後の身だ
「 嫌です 」
相手が芸能人だろうがなんだろうが わたしは今めんどくさいことには巻き込まれたくなかった
ただ 男はちょっと当分いいだけだけど
「 何でやねん ええやんけ 」
彼はわたしが冗談でも言っているかのように笑いながら携帯をいじった
そして数秒で出てきたのは通話アプリのQRコード
「 今度ゆっくり飯でも行かへん？」
頬杖をついて垂れた瞳の目尻に皺をつくって
そんなのずるいじゃん
芸能界に入れるほどの顔を武器にそんなこと言われたら
「 ご飯は行きませんけど 」
わたしは断るに断れなくて そのQRコードをかざした
なんどもいうけど 芸能人で顔も良くてお金も持ってるだろうし女の子なんて手に余るほどいるはずで
俺が口説けば百発百中って自信たっぷりなその顔に その百発百中の中のひとりにわたしが入ることに 何だか少し納得はいかなかったけど
わたしは画面に映る彼の名前を確認して携帯を閉じた
あー なんかゆいみたいで 嫌だ
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ストン | 作成日時：2018年6月25日 21時
