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違 ウ 世 界 デ ハ ページ18
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目を覚ましたとき彼女の姿はなかった
あのあと 彼女はただひたすら俺を抱きしめた
見知らぬ男の名前をつぶやきながら
キスをすればそれをすんなり受け止め
服を脱がしたら何も言わずに抱かれた
行為が終わってすぐに意識を手放した彼女の目尻からは一筋の涙が流れていたのを思い出す
「 何やねんあいつ・・ 」
もう微々たる温もりさえも残らないシーツを見つめて 数時間前の彼女の姿を思い返した
時刻は午後２時
俺はそこでシャワーだけ浴びて仕事場に向かった
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿
「 お その様子はお持ち帰りコース？ 」
楽屋に入るなりニタニタと笑みを浮かべながらそう言うのは昨日俺を誘ったはずやのにいつの間にか姿を消した張本人
あんだけ飲んだのにスッキリした顔で 挙げ句の果てには服もちゃんと変わってやがる
「 ったり前やんけ 」
大倉の目の前に腰をおろしてたばこに火をつけるとまたこいつは笑みを浮かべた
「 よかったん？ 」
お前は中学生かっ
" 俺はよかった " 言わなくてもわかるくらいに余裕そうな表情が気に食わん
と同時に 彼女のことを思い出してまた何とも言えぬ苛々が頭を支配した
「 まあまあやったわ 」
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作者名：ストン | 作成日時：2018年6月25日 21時
