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夢 ト 現 実 ページ17
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夢を見た
それはちゃんと夢だとわかった
元彼 せいやとの家庭を築く夢
あたたかかった
彼も彼を取り巻く雰囲気もなにもかも
これが現実だったらいいのにってそう思った
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿
「 いっ・・・ 」
目が覚めたとき襲ったのは頭痛だった
何とも最悪な夢だったわ・・
体を起こして携帯を探そうとしたとき気付いた
「 錦戸亮・・・ 」
隣に錦戸亮が寝てることに
残念なことに服はお互い行方不明で
わたしは働かせても無駄な頭を頑張って回転させた
けどいくら回転させたところで ゆいが帰ったところまでしか思い出せる記憶はなくて
わたしは彼が寝ている間に急いでそこを後にした
・・・どうしよう
わたし 芸能人とした・・・
足早に駅に向かう平日の昼間のこの街はＯＬやサラリーマンで溢れかえっていた
別に悪いことをしたわけではないけれど 行き交う人たちに顔を見られないよう少し俯いて 気付けばわたしは小走りをしていた
改札をくぐったそこも ホームも 電車の中も
どこにいても居づらくて やっと家に着いたときどっと疲れが襲いかかった
やっと確認した携帯の画面には ゆいからの着信とメッセージで埋め尽くされていた
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作者名：ストン | 作成日時：2018年6月25日 21時
