おとなりさん＊109..side.N ページ4
大「……ははっ」
一瞬驚いた顔をしたかと思ったら
急に笑いだした
和「…なに笑ってんの」
大「いや、ごめん。
だってそんなん聞かんでも
分かってるんちゃうん？」
和「……あぁ分かってるよ。だから
確かめる為に聞いてんだよ」
大「あぁ…なるほどな
うん。好きやで。
Aちゃんのこと」
分かってる
分かってはいたけど、
いざ本人からAのことが
好きだと聞いたらつらいもんがあるな…
大「人間ってこんなにも
人を好きになれるもんなんやな。」
和「……」
大「けど…
強力なライバルがいてるから、
正直困ってんねん」
そう言いながら笑ってる
和「…そう
まぁ良かったわ。これで
好きじゃないなんて言い出したら
なにもてあそんでんだ。って
キレるとこだったわ。」
大「えぇ！？
なんやねんそれ！
俺そんな風に見られてんの？」
和「どうだろ。学１とか言われて
ファンもいるくらいだしな。
そんなやつがAと一緒に
登下校したいなんて言い出すとか…
好きじゃなかったら
なんか裏があるって思って当然だろ」
大「裏なんかあらへんし！
学1とかファンとかもほんま
そんな勝手な噂やめてほしいねん」
和「嫌みに聞こえるわー」
大「や！ほんまに！
俺自分で言うのもなんやけど、
Aちゃん一筋やから！
てか、Aちゃんしか見えてへんし！
…変に誤解されたないねん」
こいつ…
こんなに必死になって。
ほんとにAのこと好きなんだな
和「…あっそ。」
大「…えっ！？」
これ以上こいつと喋ってたら
俺の心がもたねぇわ…。
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作者名：サリー | 作成日時：2019年2月1日 17時
