おとなりさん*44..side.O ページ9
電車の揺れのせいで
体のバランス崩して
Aちゃんを壁ドンしてる俺……
やばっ…
めっちゃいい匂いする……
って、この状況で何思ってんねん!
大「か、かんにんな?」
A『いや……だ、大丈夫だよ…。』
そう言ってAちゃんが下を向く。
うつむいた顔が赤くなってるのに気が付いて、
もしかして俺にドキドキしてくれたんかな?
って、
ドキドキしてるん俺だけやないんやな…
って思ったら、
もっとドキドキさせたなって
壁ドンしたまま
大「…Aちゃん。」
って名前を呼ぶ。
ん?ってAちゃんが上を向いて
俺の方を向いてくれた視線が
キレイで
吸い込まれそうで
上目遣いがたまらんくて
大「……かわえぇね。」
って、言ったら
A『…っ、なに言ってんのっ…!』
ってまた顔赤くさせて下向いた。
あかん。
俺、もうこの子の一つ一つの仕草が
好きすぎるわ。
って思ったのもつかの間、、
Aちゃんが『…あっ』って言って
鞄から携帯をだして誰かにメールを打ち始めた。
携帯に猫のストラップがついとる。
それを見て
大「その猫可愛い。」
ってボソッと言ったら、
A『あっ、これ昨日ゲーセン行ったんだけど
その時にかずがとってくれたの。
……可愛いよね。』
って
……なんで?
今はその名前Aちゃんの口から
聞きとうなかったわ…
って、自分がまいたたねやねんけど…。
大「…そうなんや。」
しか言えん。
ご飯食べる時もAちゃんが使っとった
スプーンそのまま渡してくれたから、
これ間接キスやないの!?って
内心めっちゃドキドキしてたのに…
あの幼馴染みみたいにしてたって……、
なんやねんそれ。
幼馴染み君どこまで邪魔すんの、
Aちゃんをひとりじめしたくて
俺の嫉妬心がやばい…。
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作者名:サリー | 作成日時:2016年4月13日 15時