おとなりさん*52..side.N ページ17
……、
はい?
好き…?
俺がAを…?
和「なに言ってんの……、
あいつは幼馴染み、」
相「あ〜もう!!
にのは自分の気持ちに気付いてないんだよ!」
なんて、かぶせて言いだしてきた。
相「Aちゃんが他の男と居たら
嫌なんでしょ?それにさっき、
デートじゃないって聞いて
ホッとしてたじゃん!
それは、好きってことだよ。」
え…
和「バカ言ってんじゃないよ…。
俺もう帰るわ。おやすみ。」
そう言って俺は
逃げるように家にはいった。
自分の部屋にはいってから
俺はずっとベッドに寝転んでぼーっとしてて
雅紀が俺に言った言葉が
頭の中をずっと回転している。
確かにあんなに態度にだすなんて
俺らしくねぇ…。
俺がAを好き…
今までそんなわけない、って
自分に言い聞かせてた。
でも
俺、
ほんとは
…そうなのかも、、
Aが遠くに行った気がして
幼馴染みだから隣にいるのが
当たり前だって思ってたけど、
いつかAも好きなやつとかできて
離れて行くんじゃないかって…
あのイケメン野郎に
…とられるんじゃないか、って。
そんなこと考えたら
やっぱやだなって…。
Aのことばっか考えてる、
なに?
これが、
恋ってやつ……?
ふと、部屋に飾ってある
小さい頃俺とAが公園で一緒に
遊んでた写真。
見たら、
笑顔のAが愛しくて……………、
あぁ…俺、Aのこと好きなんだ。
そう。
気付いてしまったんだ
長い間自分でも
気付かないうちに
ふたをしてたんだろう。
Aのことが好きだ。
と認めたら
情けないほど、
俺の心は弱々しく音をたてはじめる。
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作者名:サリー | 作成日時:2016年4月13日 15時