Marine １２ ページ21
ー貴方sideー
「…な、何か付いてる？」
かき氷を食べていると、感じる視線。
永瀬くん、私を凝視。
「いや、可愛ええなって」
「はい！？！？え、わ、ひゃっ…」
いきなりの発言に焦り、すくっていたかき氷が胸元にポトリ。
暑い肌に溶けて、あっという間に液体化した水は胸元をすべる。
「ゎ、ゎ…廉くんティッシュ！」
「バカ何してるんもう！
ティッシュどこあるん？」
二人ともかき氷を置きわたわた。
白い水着に、赤いシロップがついてしまうのは避けたい。
「バッグの中！」
「み、見つからん…あ」
廉くんが私を見て、ニヤリと怪しい笑み。
「良いこと思いついた」
私の胸元に顔を近づける。
ま、まさか。
伏し目がちの綺麗な顔は、高二とは思えないほど色っぽくて。
「ん、ひゃんっ！？」
熱いザラザラした舌が、シロップを舐めあげる。
「っ、ば、バカ…何して…！」
「零す方が悪い」
正論を言われ、返す言葉がない。
胸元に顔をうずめ、私の肌を堪能する廉くん。
「ね、ねぇもう大丈夫でしょ…？」
「んー、まだかな」
「……………っ！」
ねぇ。
ねぇ、どうして水着ずらしてるのデスカ？
だって、そしたら
「っ、んぅっ、やめっ…！」
案の定、突起を舐めあげる舌。
や、やっぱりえっちな事になるんだ…！
だいたいそんな所こぼさないし…！
「ぁ、ふぁっ…！」
や、やだ…変な気分、なっちゃう…。
お願い、ストップ、お願い……！
私は必死に廉くんの頭をわしゃわしゃ。
「ん、綺麗なった」
わしゃわしゃ効果が効いたのか、顔をあげ唇を一舐め。
満足そうな顔がなんだか憎い。
「相変わらず弱いな、胸」
「バカ…バカ永瀬だよもう…」
バクバクとうるさい心臓。
すっかり溶けてジュースと化したかき氷をちびちびと飲む。
「もう知らないバカ」
「ゴメンて〜、ほらこれ持ってきたから」
少し後ろを振り向けば
「へ、何それ…！」
「ふふ、ええやろ？」
両手に二つの水鉄砲を持った廉くん。
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SugerSalt - 続編みたいのでガンバってください！ (2016年8月22日 0時) (
レス) id: 2ff656da6b (このIDを非表示/違反報告)
高橋悠花(プロフ) - すごく面白かったです！続編みたいです！ (2015年8月15日 22時) (レス) id: 4b6cc4c3c1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる(プロフ) - すごく面白かったです！続編読みたいです！！ (2015年8月12日 11時) (レス) id: e66fff8783 (このIDを非表示/違反報告)
ラブホリ王子様(プロフ) - 続編読みたいです！！よろしくおねがいします！ (2015年8月12日 7時) (レス) id: 931b342773 (このIDを非表示/違反報告)
あめ風(プロフ) - この作品すごくすきです！！続編みたいです！平野くんと百合ちゃんのお話もみたいです！！ (2015年8月12日 1時) (レス) id: 440484f21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：永瀬 麗奈
| 作成日時：2015年5月29日 17時
