Marine ３ ページ12
ー｢う、うわぁ…！｣
｢ん？どしたん？｣
無事空いているスペースを確保しテントを何とか組み立てて。
中で水着に着替えた訳ですが。
廉くんが着替えている間、私は浮き輪を膨らませるためぷしゅぷしゅと脚の運動。
私は先に着替えを済ませてしまった。
｢な、何でもっ！｣
事件です。
永瀬くんの水着姿。
とてもとても
カッコイイです……！
細いのに腹筋がついていて、長い手足が映えていて。
意外としっかりした体格に、ドキドキが止まらない。
クロスのネックレスが、光に反射していてとても綺麗。
｢浮き輪出来た？｣
｢う、うん！できたよ！｣
私は家から持参したブルーの膨らんだ浮き輪を見せる。
｢ん、じゃあ行こっか｣
廉くんが私の頭をポンポン。
ず、ズルイデス、こんなカッコイイ姿で。
｢これ、脱がないん？｣
｢へ？｣
廉くんがクイッと裾を引っ張ったのは
私が着ているスポーツブランドのパーカー。
ちなみに上までしっかり閉めています。
｢え、ぁ、そ、そうだねっ｣
｢？｣
焦り出す私を不思議そうな顔で見る廉くん。
胸が気になって脱げないなんて言えるはずもなく。
私はパーカーを脱ぎにテントの中へ。
｢はぁ……｣
仕方なくチャックを下まで降ろし、畳んでバッグの上に置く。
大丈夫、かなぁ。
髪を整え、遠慮がちにテントの外へ。
｢ま、待たせてごめんね？｣
｢…………｣
無言で私を見る廉くん。
まるでジーっという擬音がつきそうだ。
｢あ、あの｣
あまりの視線に耐えきれなくなり、様子を伺う。
そのとき。
｢…めっちゃ可愛ええ｣
｢え？｣
｢似合うやん、水着！｣
笑顔を輝かせる廉くん。
一気に解ける不安。
｢ほ、本当に…？｣
｢おん！やっぱり白似合うな｣
｢あ、ありが、とう｣
思わぬ反応に、だんだんと恥ずかしくなってくる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 748人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
SugerSalt - 続編みたいのでガンバってください！ (2016年8月22日 0時) (
レス) id: 2ff656da6b (このIDを非表示/違反報告)
高橋悠花(プロフ) - すごく面白かったです！続編みたいです！ (2015年8月15日 22時) (レス) id: 4b6cc4c3c1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる(プロフ) - すごく面白かったです！続編読みたいです！！ (2015年8月12日 11時) (レス) id: e66fff8783 (このIDを非表示/違反報告)
ラブホリ王子様(プロフ) - 続編読みたいです！！よろしくおねがいします！ (2015年8月12日 7時) (レス) id: 931b342773 (このIDを非表示/違反報告)
あめ風(プロフ) - この作品すごくすきです！！続編みたいです！平野くんと百合ちゃんのお話もみたいです！！ (2015年8月12日 1時) (レス) id: 440484f21c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：永瀬 麗奈
| 作成日時：2015年5月29日 17時
